● 当たり前だけれど当たり前じゃない
「この鉄球とビー玉、どっちが大きい?」
「見たらわかるじゃない」
「鉄球のほうが大きいよ」
ところが何がどうして大きいのかきちんと説明できないんですね。
「水に入れたら、その分だけ水位が上がるじゃない。体積?」
「体積ってなあに?どうして水位が上がった分で比べるの?」

そこで画期的な方法を!
「粘土で鉄球を包んで、カッターナイフで半分に切る」
くぼみが二つ。これは、鉄球のとった場所。その中にビー玉を入れて振ってみると、からからからから音がする。
鉄球のとった場所>ビー玉のとった場所
物が空間にとった場所の大きさのことを『体積』と言う。
こんなにシンプルなことを学校では教えてくれない。
体積とは、もののかさ・・・、なんてあいまいなことを言うんです。
物は場所をとる→その大きさを体積と言う→物は同時に同じ場所に存在できない→同じ場所を取るためには物にどいてもらわなければならない・・・
● 体積を水に置き換える

メスシリンダーに水を入れ、その中に鉄球を入れる。水位が上がった分の水をさっきの粘土のくぼみに入れると・・・、これがぴったりなんです!
こうやって初めて、押しのけた水の量=その物が取っていた場所の大きさということがわかるんだね!
こういう実験こそが検証と言われる。学校では、これも省略する。
● 水を下に落とすには?

ペットボトルをチューブで結ぶ。上には水が入っている。
「上の水を下に落とすにはどうすればいいかな?」
「下は空気が場所を取っているから、水は下に落ちないんじゃない?下のペットボトルに穴を開ければいいんだよ」と、さと君。
なかなかするどい!

ペットボトルをくるくる回すとトルネードが生まれ、水は下に落ちていく。
「渦ができて、そこから空気が逃げるんだ!だから水が下に落ちるんだ!」
「下の空気が上に移動したって、どうしていえるの?その証拠は?」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「わかった空気に色をつければいいんだ!タバコの煙を入れてみれば!」と小2のきょうちゃん!
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーー!

「きょうちゃん、偉い!」
←孫の頭をなぜるようなポーズで喜ぶ木幡。
しかし、今、この実験はできないんです。
木幡、4月から禁煙・・・。
「この授業は次回も続くから、その時この実験をしよう」
「タバコどうするの?」
「拾ってくるよ」(笑)
● あれれれれ、水が落ちない!
最後は、さとちゃんの提案を実験。下のペットボトルに穴を開けてみると・・・。

水が流れ落ちません!
「?????」
「上にも開けてみたら?」
「空気が入ってくれないとでていけないんだ」
そういうもの、身近なところにたくさんあるね。
「醤油さし!」「急須もそうじゃない」

上にも穴を開けると・・・
←ほーら!水が流れ落ちていく。
「わーい!小便小僧だ!」



穴に爪楊枝を入れて水を出し入れする二人。面白い授業は、子ども達の表情を豊かにします。
● ルーティンワーク
初級はAre you busy? 中級はSVOOの構文です。

正負の数の最終回、四則混合計算と累乗。

おなじみヨガ講座!
本日は、ご難続き・・・。
掃除機のコードが絡まったり、ラジカセの電源をつけっぱなしにしておいて電池がなくなったり・・・。
明日は、いい日になるかな?