子供が太れば・・・

梅雨の合間のちょっとした晴れ間は、すでに真夏の太陽・・・。それでもお子様方は、サッカーをしに行く・・・。元気だなあ。

本日は、またまた定番の本格的なお授業!子ども達、集中していました。

● ビスコ、マンナ、カールトン

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取りいだしたる三種のビスケット。

「この中で食べたことあるビスケットある?」

「はーい!」

一番人気は、なんといってもビスコ!

「そうなんだね。売り上げもビスコが一番。でも一番歴史があるのはマンナ。昔は売り上げもNO1」

そこでマンナの売り上げを伸ばすためのキャッチコピーを考えよう!と言っても。ぼくは森永の回し者ではない・・・。

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「食べてみないとわからないなあ」

とか何とか言いながらたくさん出てきました。

一番人気は、「みんなで楽しくおいしいマンナ」

これを考えたのは、らしくないわたぼう。

 

● 子供が太れば・・・

「実は、ずいぶん昔のマンナの広告があるからみてごらん」P706c0054.jpg

「栄養のえいの字が古い!」

「十銭だって!」

「右から左に読むの?」

昭和13年発行の朝日グラフの裏表紙に掲載されている広告。

太平洋戦争突入寸前、すでに大陸に進出していた日本。それをヒントに当時のキャッチコピーを考えてみる。

       ○○○が○○れば○○○が○○る

この中にどのような語句が入るだろうか?

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    さあ!考えてみよう!        みんないい顔しています            出てきた!出てきた!

いろいろでてきたけれど、当たっていたのは・・・最初の「こどもが」だけ。

こどもが→ふとれば・・・、一番最後は「のびる」

「さて、何がのびるのだろう?」

「・・・・・・」

「??????」

「わかった!日本だ!子供が太って大人に成って兵隊になるでしょう。それで日本がのびるんだ」

「のびるって?どこに?」

「海外!」

「つまり侵略するってこと」

          子供が太れば日本が伸びる

これが昭和13年段階の森永製菓のキャッチ©!

「すごい!」

子ども達、絶句・・・。

「子どもが太るって、今はいいこと?」

「ううん」

「昔は、いいことだったんだね」

「誰にとっていいの?」

「日本にとって」

「日本にとっていいことは、他の国では?」

「よくない」

「本当に日本にとっていいことなの?」

「お父さんやお母さんにとっては、必ずしもいいことじゃないよ」

戦争で死んでいく我が子を思う親の気持ち、そして対外戦略としての植民政策・・・。

時代や状況によって価値観は、ずいぶん変わる。

天高く 馬肥ゆる秋

この故事もそうだ。日本ではいい意味に捉えているが、もともとは、「馬が肥え、匈奴が攻めてくるから気をつけろ」という意味なんです。

● いろいろなキャッチ©

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療養者も戦い抜け!(ワカモト)          マンナの別バージョン       スパイは君の隣に居る(マッチのラベル)

 

 召集令状

いきなり召集令状を突きつけられ、『日本が伸びる』ために理不尽な行為を強いられる一庶民。最後に高石友也の「拝啓大統領殿」を聴いてこの授業は、終わった。

拝啓大統領殿 Le Deserteur

詞 Boris Paul Vian 曲 Harold Bernard Berg
訳詞 高石ともや

大統領殿 お暇があれば
読んでほしい この手紙を
僕は今 戦場へ行く
徴兵カードをもらったところ
僕は逃げる 戦いたくない
哀れな人を殺したくない
大統領殿 腹を立てないで
聞いてほしい 僕は逃げる

父は昔戦争で死んだ
子供達は泣きじゃくってた
女手ひとつ苦労をしていた
母も今はお墓の中
爆弾をもてあそび
僕の心を奪っていった
旅に出よう 明日の朝にも
僕の住み慣れた家を後に

世界中のすべての兄弟
僕は行こう 言って歩こう
人生を大切にしなさい
僕らはみんな兄弟だ
血を流すならあなたの血を
猫っかぶりの偉いお方
僕は逃げる 武器は持っていない
憲兵達よ 撃つがいい
     撃つがいい

 

原曲はフランス。我が友人・故高田渡はラングストン・ヒューズの詩を同じメロディーで歌っている。

「おなじみの短い手紙」詩:ラングストン・ヒューズ 訳:木島始

 昨日の朝 ぼくはみつけた
 郵便箱のなかの手紙
 ただの短いおなじみの手紙は
 一ページのながさにも足りなんだ

 あいつはぼくに 墓に入ったほうが
 死んだほうがいいと 内緒話
 裏をみた なにも書いてない
 ただの短い おなじみの手紙

 ただの鉛筆と 紙だけで
 ピストルやナイフは なにもいらない
 ただの短い おなじみの手紙が
 ぼくの命をとってしまう
 君の命をとってしまう

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                          昭和16年の高校大学生の体力手帳

                             骨董品屋でみつけた・・・

                              召集礼状の前段階

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                          戦時中の子どものおもちゃ。これまた

                          骨董品屋でみつけたが、遊び方がわ

                          からない

 

                       

                 これらの延長に今の沖縄があるのだ・・・

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このブログ記事について

このページは、jfreinetが2010年7月 6日 15:29に書いたブログ記事です。

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