何でも授業になるんです。算数・数学でも他の教科とリンクさせ、あれこれバリエーションができる。しかし、人文系は無尽蔵に授業が掘り起こせる。その範囲は、半端じゃないよ。あの手この手でクラス運営をする教師もいるが、その教師の授業を見ないとね・・・。授業は、教材!授業の良し悪しは、教材が90パーセント!そして、結果としてその授業が子ども達を鍛え、フレネでは異年齢の仲良し集団を形成していく。ジャパンフレネは、授業を媒介にしてダイアローグできる場であること、この一点はゆずれない。
子どもに未来や夢を感じる。教育にも少しは希望がある。しかし、学校総体に対しては、どうか?はなはだ疑問だなあ・・・。
● 久々にプレゼン!
一つの話題からシンキングマップを作り、そこから話題を拾い授業化していく・・・。これがプレゼンの授業!
本日のお題は、コハタマンの日本地理講座『北海道編』です。どんな授業が可能かな・出たとこ一本勝負!
「俺の生まれは、北海道北見。高校の修学旅行で京都・大阪、そして東京に行ったけれど、何泊何日の修学旅行だと思う?」
「三泊位かな?」
「乗り物、なに使うの?」
「SLだよ」(爆笑)
これは、誰も当たらなかった。なんと!11泊12日!東京に着くまでに二泊三日もかかるのだ。なんせ、内地に行くんだからね。函館まで各停SLだからね。青函連絡船だからね。まずは、東京と北海道の距離感をイメージ。
「金魚鉢が氷って金魚が凍結されてんだ。氷が溶け出すと動き出すんだよ」
「朝起きたら、布団が息で凍り付いている」
「うんこが氷ってせり出してくる」(爆笑)
そんなところから、「君達の北海道に対するイメージを出してね。たくちゃん」
「わかんない」
「あっ、稚内ね」(爆笑)
これが子ども達の出したイメージ。北海道から色々なイメージがタコ足のように出てくる。それらをリンクするもよし、そのイメージからさらにイメージを発展させるもよし・・・。
この中から授業化できそうなものを赤で囲む。新入会員が多く、まだシンキングマップに慣れていないので、しばらくはぼくが主導・・・。
旭山動物園、石炭・夕張・メロン、稚内・日本最北端、寒い・流氷、熊、札幌ラーメン・イカ飯、クラーク、知床、青函トンネル、石狩川・・・。ざっと10以上の授業テーマを思いつく。これら、今すぐ授業してと言われて即座に授業できなければだめだ。それが教師のリテラシーというものだ。もちろん、ぼくは、できる。
「どれでもいいよ、授業するよ。ご希望は?」
「番号順に①の旭山動物園で授業してみてよ」
ごうちゃんのリクエストに応じ、次のような問題をだした。
『旭山動物園のワニ飼育員がワニ舎の窓ガラスを内側から拭こうとした。しかし、ワニがいるので危険だ。何とか窓拭きをしたい。どうすればいいだろう?』
あっという間の1時間!こんな感じの授業になりました。
は虫類と人間を対比的にとらえていき・・・。
後は考えてくださいな。
● ジャパンフレネあれこれ
かあいー!
柴犬のあかちゃんがフレネにやってきた!
体験りゅう君のリクエストで風船スライム作り。やりたそうにしていたりりーも参加・・・。
6月のお料理とお散歩です。