山梨での授業!

山梨県西八代郡市川三郷町の六郷中学校で授業して来ました。2年生全部で33名。内容は『物体の落下→斜面を転がる鉄球の運動』と行ったところ・・・。特急あずさで余裕をかましていたら時間を1時間間違えて、滑り込みセーフ・・・。

 懐かしの町

統合前は六郷町・・・。今を去ること36年前、六郷小学校の高野さんと三年連続で学校間交流を行ったのがここ六郷小。当時も画期的だったが、今ではこういう企画、できないだろうなあ・・・。その高野さん、今、六郷中の校長になり校内研で対話のある授業に取り組む。当時の教え子が、今、六郷中の保護者になっているそうだ。

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● 物語を作り、溝を埋めることの意味

机、いりません。ノートも鉛筆もいりません。生徒の前で教材の準備をしながら、冗談を言いながら関係をほぐしていきます。

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不思議な黒い箱には赤・青・黄の三つのボタン・・・。誰が押してもブザーはならない、しかし、ぼくが押せば鳴る。

????????「どうして?」「三回目に押したボタンが鳴るんだ!」

不思議が生まれたらしめたもの。不思議を解決するための物語り作りを始め、他者との違い、つまり溝を埋めて辻褄を合わせる。それが、対話なんだね!こんな不思議なことを幾つかやって本題へ!

※ このブラックボックス、帰りの電車の中に忘れてしまい、出てきません・・・。嗚呼、無情!おそらくこれを持っている教師は、日本全国いないはず。科学の本をヒントに秋葉原で材料を揃え、試行錯誤の徹夜仕事で作ったんです・・・。泣けるよ・・・。プロのマジシャンに聞いたら、ラスベガスで売っていたそうだ・・・。

● コインの落下

かなり大きいポーランドのシルバーのコインで型を取った薄い紙。

【問題1】 コインと紙を同時に落とす。どちらが先に床に落ちるか?同時か?

【問題2】 コインの下に紙を入れ、同時に落とす。どちらが先に床に落ちるか?同時か?

【問題3】 コインの上に紙を置き、同時に落とす。どちらが先に床に落ちるか?同時か?

問題1は、簡単かと思いきや・・・。以外にも紙が先に落下という意見も。この授業、生徒そして教員にも参加してもらいました。教員だからと言って、正しいとは限らない。

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問題2、問題3は結構意見が分かれる。問題の意味が良くわかる→色々な意見が出る→どれもが正しそう→討論→実験→実験の結果が次の課題を生み出す。これをBLACKな教材という。コインの下に紙をおいた実験の後、当然のようにコインの上に紙を置く実験を要求してくる。見てください!この真剣な顔・・・。

● 斜面を転がる鉄球の運動

「コインの落下の授業は、航空工学、気象、ガリレオに結びついていくんだ。どっちの方向に行こうか・あ、ガリレオ?じゃあ、そっちね」(爆笑)

いろいろな手づくり斜面を用意して鉄球を転がし、どちらが先にゴールにつくか・・・、『ボールころりん』の授業。これは2001年、ぼくの主宰する授業作りの会で埼玉の岩瀬さんが発表したもの。もう13年も経つのか・・・。コインの落下から、上手く結びつけることができたなあ。

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急斜面VS緩斜面→斜面の追加・・・。いろいろな場面設定の中から、何を学習して行ったのかをチェック・・・。

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斜面をどんどん急角度にしていき、最終的には90度の坂を落下させる。これが自由落下!ピサの斜塔の落体の実験に結びついていくんですね。

たった1回の授業だったけれど、互いの溝を認識できる授業だった。汗びっしょり!授業は、芸だ!そしてスポーツだ!

こんな授業の後、必ず生徒がやってくる。

「先生、さっきの・・・」

考えもしなかったことが起き、「ああ確かに私はこんなことを知りたかったに違いない」という未来完了的な現象が現れた時、ぼくはそれを学びと呼びたい・・・。技術じゃないんだよ。センスと教材なんだよ・・・。

 


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