「なっちゃん、飲みたい人?」 「はーい!」 じゃんけんをして中3しゅうへいが栄冠を! 「ただし、実験の手伝いを頼むよ」 「???」
本日は、これを使って授業! ● オレンジジュースなっちゃんを使って 「なっちゃんの底に穴を1個開けたら、ジュースはどうなる?」 「2個なら?」 「10個以上なら?」
今までの授業をベースに小2から中3まで、自分の意見を出し合います。
穴の数には関係なく、ジュースは、落ちてきません。理由は、もう、みんなわかっていますね♪
「じゃあ、ジュースを下に落とすにはどうすればいいかな?」 「キャップをひねればいいんだよ」 ケロリン、登場!しゅうへい、よろしく! 「ま、まさか?その桶の中にジュースを入れて、飲めってんじゃ?」 「ないないないない、それはない」
ただし、これは、あった!キャップをひねって、ジュースのシャワー!(大爆笑) ● 応用編 「網杓子に水を入れると下に落ちるよね」 「じゃあ、こうやったら?」 桶の水の中にグラスと網杓子を入れて水をすくうと・・・。 「ひぇー!」
● 伏線になった授業・・・『ザ・トルネード』 先週の木曜日に行った、以下の授業がベースになっています。
ペットボトル二本を穴の開いたチューブでつなぐ。しかし、ペットボトルが1本足りない・・・。
しょうがない、オレンジジュースを1本買い、それを飲み切って使うことに・・・。
「わーい!なっちゃんだ!」 じゃんけんして、順番に飲む。 何が始まるのか、興味しんしん・・・。
下は、水が満タン!上には何も入っていない。二つを丸い穴の開いたチューブで結合し、上下反対にする。さて上の水は、どうなるか?
「穴が小さいから、じゃーっとはいかないよ」
「うん、ぽたぽただな」
では、やってみましょう!
じぇじぇじぇ!落ちない!なんで!?
● 二つの発問
「この次、ぼくからみんなに、どういう質問が出ると思う?」
「どうして落ちないか?」これは、中3だいち。
「上の水を下に落とすにはどうすればいいか?」これは、小4りゅうへい。
二つともOK!
しかし、授業では、りゅうへいの質問の方が多様性があるね。
・ 上の空気の部分に穴を開ける
・ 上の水の部分に穴を開ける
・ 下に穴を開ける
・ 上と下の空気の部分に穴を開ける
・ ベコベコ押す
・ 上下にゆする
・ ぐるぐる回す
・ ゆっくり斜めに傾けていく
・ チューブをゆるめる
『物は場所を取る→同時に二つの物が同じ場所を取ることはできない→どちらかが出て行ってくれないと、その場所を取れない』という大原則が頭に入っているかどうかがポイントだね。
レベル小5だけれど、大人も?そして小1でも考えることができる。こういうのがいい教材なんですね。
互いに意見を言いあって・・・。
ベコベコ! みんないい顔♪ ぐるぐる回す!
ゆっくり傾ける・・・ 本当にいい顔! 穴をあけてみる
「おれにもやらせてよ!トルネード!」
ぐるぐる回すのと上下2箇所に穴をあけるのが一番キレイに水が移動していきました。
その理由もきちんと理解したね。
ちなみにこのチューブ、『トルネードチューブ』の名前で市販されています。1個千円位かな?
● 本当に移動しているの?
確かに上の水が下に移動している。ということは、下の空気も上に移動?
「本当?それを確かめるには、どうすればいいのかな?」
「空気にいろをつければいいじゃん」
線香の煙を入れてトルネードすれば・・・、お見事!煙は上に移動しています。ここまで確認すれば、きちんと理解します。
うーん・・・。みんな真剣。こういう授業、どうして学校ではできないんだ?
学校に行っている子もそうでない子も、みんな仲良し♪