本日のスペシャル授業は、小学校低学年でもわかる体積と密度の授業。結構、ハイレベルですよ。
● 点が集まり面になる・・・
まずは、チェック!
「このビー玉と鉄球、どっちが大きい?」
当たり前って顔。
「どうして、鉄球が大きいの?」
「????」
「体積が大きいから」
「体積ってなあに?」
「?????」
ということで、面積や体積についての観察。
真珠のネックレス 数珠 アリの行列 流れ星 ホタルのひかり
・線が集まる(移動する)と面になる
すだれ すまき ワイパー 扇子 これもそんな感じ
↓
・面が集まる(移動する)と立体になる 紙が集まって本になっているね
立体になると三次元空間にしっかりと場所を取っている。 これがポイントです。 ● 体積=ものが取っている場所の大きさ
鉄球を粘土で包み、カットして取り出す→鉄球の取っていた場所にビー玉を入れる→振ってみる→カラカラカラ・・・
これで鉄球の取っていた場所が大きいことがわかる。このカラカラカラがイメージ!
結論です!
● いろんなものをぶちこもう!
さて、お次は、ペットボトルをカットした簡易水槽にいろんなものをぶち込み、浮くか浮かないか、試してみよう!
浮くものに○、沈むものに×を・・・



みんな興味しんしん・・・。ボールペンは、どうかな?結果に一喜一憂!
一円玉は、浮くかな? 五十円玉は? 「浮くよ!一円玉は軽いし、五十円玉は穴が開いているから」 「えー!?」 穴が開いている→浮き袋(爆笑) 全員があっていたのは、鉛筆と10円玉だけでした。
● ジャガイモは水に浮くか? ここで本題!ジャガイモは、水に浮くだろうか?
まるまんま一個入れてみると・・・?細かく切ってみると・・・?
「えーっ!?」 大きいジャガイモも、小さいジャガイモも浮かびません! 「どうして?」 ● ジャガイモを水に浮かせてみよう! 「くりぬいてみてよ」 お船にするんだね♪
スプーンでくりぬきお船にすると確かに浮く!何故?ほらほらほらほら! ジャガイモが水に取っている大きさ(体積)は変わらないが、くりぬいた分だけ、重さが減っている。船は鋼鉄でも海に浮く理由・・・? でも押し付けると沈む。
「沈んでいるジャガイモは変化しないよ。じゃあ、何を変化させれば、いいの?」
「あ!水か!」
「人間が浮く湖があるよ」
「塩分が濃いんだよ」
「塩を入れてみてよ」
「砂糖じゃだめなの?」
「ううーん・・・」
どうなるかな?どうなるかな? 実験に釘付け!いい顔しています。 ????「浮いた~!」 「何が変わったの?」 「塩を入れて水が重くなった」 「水に塩が溶けて塩水になり、重くなった」 つまり同体積だが塩水は水より重い。ジャガイモは、水より重いが塩水より軽い。 同体積の水の重さ<同体積のジャガイモの重さ<同体積の塩水の重さ 密度が大きいと沈むってことだね。
同体積のピンポン玉を米の中に入れ、鉄球は米の上に・・・。ゆさゆさゆすると、鉄球は沈み、ピンポン玉は浮いてくる。 同体積のピンポン玉の重さ<同体積の米の重さ<同体積の鉄球の重さ ダメ押しです♪
授業の後、子ども達がわらわらと集まってくる。楽しい授業の後は、いつもそうです。 「しょっぺ~!」 ただ、なめたかっただけ?笑