12月8日は、開戦記念日・・・。大日本帝国がハワイ諸島のパールハーバーを攻撃したのが、1941年12月8日。毎年この時期、戦争をテーマにエポック授業を行う。今日は、有名なこの写真で・・・。
● 少年は気をつけの姿勢で、じっと前を見続けた
「これから、1枚の写真を見てもらうからね。いつ・どこで・誰が・何を・どうしたのかを考えてみてね」
単に思い付きではなく、その根拠を出さなければならない。想像力を働かせ、写真を読んでいく。
「裸足で服装も貧しそう」
「ぼうず頭だし、周りも荒れている感じ」
「なんか幸せそうじゃない顔をしているよ」
「戦争後かもしれないよ」 この根拠は、まだわからないが、この写真を撮ったカメラマンのことに言及すれば、自ずとその答えは出てくる。 カメラマンは外国人→戦場カメラマン→進駐軍→戦後という構造が理解できる。
小学生から中学生までを交えての授業。想像力を働かせ、見えないものを見ていく・・・。 「頭にはげができている」 皮膚病で円形はげができている子どもは、昭和30年代まで存在していた。 「赤ちゃん、眠っているよ」 「だらっと、力を抜いているから、こんなふうになる」 「死んでいるんじゃない?」
食い入るように写真を見つめ、読み、あらん限りの想像力を働かせた結果がこれだ。
幼い弟を焼き場に運んできた少年。弟の体のどこにも火傷の跡は見当たらないという解説で、この子は原爆で亡くなったということも想像できる。
しばらく、戦争を考える授業をしていく。徴兵制も想定しなければいけない現在の危険な状況の中、過去を見つめることで未来を想像していって欲しい。
写真集『トランクの中の日本』ジョー・オダネル写真 ジェニファー・オルドリッチ聞き書き(小学館)2500円+税 より
● ジャパンフレネあれこれ
午前中は、基礎学習・・・。ちょっとした隙に一人逃亡(笑)
コボちゃん作文、4コママンガを200字に要約していた小3と中2.
まあ、だいたい「ある日」で始めるのが無難ってことかな?