中学生男子が入会してきたので、恒例の入会お祝い授業を♪それにしても最近のジャパンフレネの入会者は、全て男子!まるで、男子フリースクールです。
さてこの袋の中には、いったい何が入っているのでしょう?以前、この教具の保護のために中学生女子が作ってくれました。その子は、すでに30歳。結婚しています。
● 坂を転がる鉄球の運動
袋の中には、たくさんの坂(斜面)の模型が・・・。まず、第一弾!急で短い坂と緩やかで長い坂、同じ大きさの鉄球を同時に転がすと、どっちの坂の鉄球が先にゴールに着くだろう?全長は、同じ。
「坂が急でも、短かったら、スピードは長続きしないんじゃない?」
「緩やかで長いほうが、スピードは長続きする」
「結局、同じかもね♪」
小2から中2までの合同授業です。
● いざ!勝負!
坂道を自転車で下るとスピードが増すってことは、日常感覚で知っている。問題は、そのスピードと坂道の長さや勾配との関係・・・。小さい子も興味津々。
3!2!1! 「「あっ!鉄球が坂から落ちちゃった!」(爆笑) 気を取り直して、再チャレンジ!
え~っ!意外な結果が!急で短い坂のほうが、圧倒的に速い!
競輪・競馬の世界では、先行逃げ切り!
● いろいろなバリエーション
今度は、急で短い坂にもう一つ斜面と上り坂を加える。さてさて・・・。
さらに二つ目の坂から次の上り坂へ向かう平面の長さを長くしたり・・・。 とにかく、意外性のある授業が♪当たり前だと思っていること。平坦な道筋に亀裂や溝を入れて考えるのが授業なんだね。 子どもの中から当然のごとく、「鉄球の大きさを変えてみて!とか、「大きいのと小さいのとでやってみて!」のリクエストが。 鉄球が転がる道の幅を太くして、通常のものとのスピードを考えたりも。
最後は、坂をどんどん急にしていき、垂直に。 「この実験をした人、知っている?」 「ガリレオ!」 ガリレオは、落体の法則を実験するために何百回となく、斜面を転がる鉄球の運動をしたそうだ。