1月23日(土)、文京区立新江戸川公園内にある松聲閣(しょうせいかく)集会室で親子で楽しむ算数教室が行われ、授業してきました。五回連続講座の第一回目です。主催は『おひさまのおうち』。
● 細川のお殿様の学問所
松聲閣は旧細川家の地所に建てられた和風建築。旧熊本藩細川家の下屋敷のあった場所に、細川家の学問所として使用されていました。この18日にリニューアルオープン。和風庭園に臨む、goodな立地です。
元総理大臣細川さんの書も・・・。
和室は、ぼく達が初めての使用団体ということで、大歓迎されました。
● 総勢23名!
小さい子から大きい子、それに大人も含めて23名♪♪
みんな一緒に授業します。
アクロスティックで自己紹介。続いてクスコで買ってきた変な物、ハンガリーのフォーロッケで買ってきた変な物は、いったい何でしょう?質問に対し、イエスかノーで答えます。さ~て、何だろうね?
● 体積って?
鉄球とビー玉、どっちが大きいかな?
「鉄球の方が体積が大きい」
「へ~?体積って何ですか?」
「ええと、ええと?」
答えられない。
当たり前のように、「鉄球が大きく、ビー玉は小さい」って思うけれど、それを証明するにはどうしたらいいのだろう?鉄球を粘土でくるみ、半分にカット。その中にビー玉を入れて振ってみると、「カラカラ・・・」って音がするね!取っていた場所の大きさが違うんだ(^^♪
● ペットボトルを使って
二つのペットボトル・・・。下には満タンの水。上は、カラ。二つのペットボトルは、穴の開いたチユーブでつながっている。上下逆にするとどうなる?
結果は、落ちません!
二つの発問が考えられる。
※ なぜ、落ちないか?
※ 上の水を下に落とすには、どうすればいいか?
どっちがいいか、わかるよね?
穴をあけたり、振ってみたり、渦を作ってみたり・・・。水を落とす工夫を考える。
実際にやってみると、空気の移動と水の移動が関連することがわかって来る。
線香の煙をペットボトルに入れて、実験してみると・・・。
おお~!「すげ~!」煙と水が入れ替わったよ!
● キャップ付き缶コーヒと網杓子を使って
「この缶に千枚通しで1個穴をあけるよ。中のコーヒーは、どうなる?」
1個→2個→10個と穴の数を増やしてみる。もう、みんなわかったよね?
「中のコーヒーを落とすには?」
もうみんなが、わかりました。醤油さしの原理もOK!
コップの中の水が網杓子の中で、落ちない!
「やりたい!」
「やってみたい!」
最初、物おじしてなかなか発言できなかった子ども達がみるみる変容(^^♪前に出て来て、意見を言い、実験を楽しむ。
これ以外、何を望むの?
楽しいことに何らかの弊害が出てきた時、楽しいことの意味を考えればいい。楽しいだけでいい!
それにしても、斬新な意見が出てきたなあ♪♪ これだから、授業は、やめられないよ。