2016年5月アーカイブ

なんだか みょうに時間を感じた

このひまわりの 生きてきたわずかな時間

わたしは 何をしていたのだろう

芽の出る瞬間

花の咲く瞬間

どんな姿になっても ひまわりは生きている

だから 私の絵の中で生きてもらうことにした

         ―依田節夫(「田上麦文『ひまわり』の実践から見えてくる授業の原則」より


 依田節夫から学ぶ―本木貴史

5月28日(土)、午後1時半から午後5時まで、護国寺のアカデミー音羽にて、第2回教育考古学会が行われた。埋もれさせてはいけない教育実践を掘り起こし、それをどう今に位置づけるかを考えている。

今回は、明星学園から自由の森学園にわたり、一緒に授業づくりを考えてきた故依田節夫の実践を考えてみた。

まず、学校教員本木貴史さんが『今、依田節夫から何を学ぶか』(その授業観と教育観)と題し、1時間半、実技も交え、説明していただいた。

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1.『からだの主人公になる』とは

・記録主義、根性主義、ガンバリズムに陥りがちな従来の日本の体育教育に対するアンチテーゼとして、からだ(主体)に向き合うことを重視するということ。

2.『からだ育てとしての体育』とは

・子ども自身が自らのからだを育てていくこと。

・肉体と精神、それをつなぐ感覚の教育、たましいの教育、からだまるごとの教育であるということ。

・教材という外なる身体文化を内なるものへと獲得すること。

3.依田の教育観―教育としての体育

・笛と号令を排す

・自分には自分のからだの歴史がある。

・問いかける。

・『より基本的なことを、より少なく、より深く、発生的・形成的な方法によって授業を作り出し、思考する力・想像や想像する力を育てる』

・表現にまで高める(体育では、民舞、太鼓、感想文や作文など)

4.依田の思想・実践から、現在の体育、教育問題を捉え直す

・組体操問題⇒安全を確保することと、何を表現しようとするのかということ。

・体罰=体育教師、力で押さえつける教育、『問いと答えの間』が削られていく成果主義など⇒子どもから学んだことを返していくということ・・・。

※ 演劇と子どもの遊びと体育・・・種目が多い方がいいのか、少ない方がいいのか

※ 小中高の体育の授業は、段階が違う

※ 学校体育の歴史的背景

※ 教育と体育の両輪

※ 子どもから学んだことを返していくということ


● 田上麦文 『ひまわり』の実践から見えてくる授業の原則

依田節夫は、あまり饒舌に語らない教師だった。体育以外の授業論や授業づくりに関しては、恐らく、これしかないものと思われる。

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これに関しては、いささか長いが、木幡レポートを見ていただきたい。

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依田節夫の授業原則について、考えたこと

 

木幡 寛

 

 

 依田節夫との付き合いは、長い。1979年から1985年の明星学園、そして1985年年から1998年までの自由の森学園、延べ20年にわたり、共に授業について考えてきた。

彼は、あまり語らず周りと衝突することを嫌い、ひたすら沈黙することも多かった。

<田上麦文『ひまわり』の実践から見えてくる授業の原則>にしても、19939月の自由の森学園校内研究会で発表されただけで、自由の森学園の研究誌『じゆうの森』にも掲載されていない。また、彼の文章は、自由の森学園の研究誌『じゆうの森』に何一つ書かれていない(1996年段階まで)。体育に関しては、幾つかの雑誌に実践記録や授業論を発表し、それらをまとめた『自分のからだと対話する』(1990 太郎次郎社)が唯一の記録になっている。

 

ここでは、体育以外の授業に関して唯一残っている<田上麦文『ひまわり』の実践から見えてくる授業の原則>(1993)をベースに彼の授業原則とそれを取り巻くあれこれについて考え、メモ書きにしてみた。

 

  斎藤喜博の影響

「・・・学ぶ主体は、子どもなんです。しかし、働きかける主体はどこまでも教師なんです。教師が授業の主体者にならなければならない。教師側が強力に授業の主体者になり、中心になったときに、子どもたちは確実に学ぶことができ、学習する権利を保障されたということになるんです。・・・」

 

※『教師の仕事と技術』P49 斎藤喜博1979 国土社)

※ 同書P50 別紙参照

※『見えないものを見るために』 (研究誌『じゆうの森』1993 木幡寛)参照

  

 依田のあげている七点<a 願いがあること b 困難にぶつけること c 問いかけること d 的確な指導があるということ e 吟味をすること f 常識や固定観念を打ちやぶること g 新しい自己の発見ということ>は、明確に斎藤喜博の影響を受けていると思われる。これに関しては、さらなる吟味が必要。

しかし、現在の教育実践には、ほとんどこれらが見られない。教師にも子どもにも構えがない。安直な道、コツや誰にでもできるような方法をセミナーで教えてほしい的教師の増加。すぐ役に立つことは、ほとんど役に立たない。依田の言う七つの原点に戻る必要がある。

 

  あるいは、林竹二(宮城教育大学長)や依田の師匠である中森孜郎(宮城教育大)の諸著作の吟味。

  『教師教育の基本的課題』中森孜郎 (1993 『教師教育研究』)

 

  依田のあげている七点を原則に、それとは違う観点も出てこないか

 『子ども達の可能性を引き出すための授業』(斎藤喜博『教育学のすすめ』筑摩書房)とは、別の視点。例えば、教師と子どものスパークの中やこどもの興味関心から出てきた教材の授業化で結果として生まれてくる<互いの可能性・互いの自己や互いの生の拡充>。

「ああ、ぼくが考えていたのは、こういうことだったのかもしれない」

「こういうぼくになりたかった」

つまり、未来完了的な自己に出会える授業。

 

  『授業づくりの覚書』(2010 木幡 寛)参照

 

  なぜ、<斎藤 喜博―依田節夫>ラインの実践が出てこなくなったのかの吟味

様々な民間教育運動の実践が出て来ては、消えていった。一人の教師が次の地平で何を作っていくかということ・・・。

 

  田上麦文との対話

1993年の校内研究会で遠藤豊にこう質問された。

「この実践は、田上君以外の誰がやっても、こうなるのか?」

「いや、それは、絶対にない」

鮮烈に記憶している。

他の教師が実践しても、こうならなかった。

二回目の実践では、上手くいかなかった。

 

 1992年深大寺近くの農家に咲くひまわりに圧倒され、農家から数十本のヒマワリをもらってきた。枯れていくひまわりを見て、授業になりそうな予感がした。若かった自分と子どもの関わり。160人の子ども全員が関わってくれた。

 

 依田節夫や木幡寛に憧れて教師になったが、今は、その時とは違う俺がいると思っている。俺と木幡は瞬時の感覚で言葉を発することができるが、依田節夫はそれができない。言葉を練って子どもにぶつける教師。

 

 ある時、依田さんに訊いた。

「依田さんの専門は、何なの?踊り?太鼓?

すると、依田さんは、怒ったようにぶぜんとしてこう答えた。

「子どもを良くすることが、俺の専門だ」

 ああ、訊いちゃいけない事を聞いちゃったなと、反省した。

「人生っていいもんだ」ってことを伝えたかったんだと思う。

 

依田節夫は、関係性を大事にする教師だったかもしれない。

だって、明星を辞めた時、木幡と遠藤豊はぼろくそに攻撃されたけれど、依田節夫は、そうはならなかった。

 

 なくなる直前、依田は京都の工芸学校の案内を取り寄せている。本気で工芸の職人になろうとしていた・・・。

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これらの絵画に対する実践を見出す依田の見識と授業づくりの観点は、至極まっとうだ。


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 問題は、今、何故、斎藤喜博→依田節夫ラインのような実践が出てこないのか?ということ・・・。



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久しぶりに斎藤喜博と依田節夫を読み返し、複雑な気持ちになった・・・。




● 予定していたことができないこともある

「木幡さん、寝坊したから、遅れます」
「頭が痛いので、遅れます」
・・・。こんなメールが次から次へと、入ってくる日がたまにある。
今日は、そんな日だった。

Jフレネは、どの時間帯に来て、どの時間帯に帰っても構わない。
午前中のルーティンワークは、各自自己責任で設定し、それぞれのペースで学んでいく。
ただ、午後のスペシャル授業は、そうはいかないこともある。

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『ファーブル昆虫記』の読み聞かせ。
アシナガオトシブミが、葉っぱを丸めて卵を産み付けるゆりかごをどのようにして作るか?
書かれている言葉をどうイメージし、その方法をどう視覚化するか?
これが本日の第一の課題。

グループで考えて、その方法を発表してもらおうと思ったが、遅刻者が半数以上になると、こういう作業ができなくなる。




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第2の課題。
暑い乾燥気候の時、アシナガオトシブミの幼虫は、どのようにしているのだろうか?すべて死んでしまうのだろうか?
ファーブル先生の足跡をたどっていく。つまり、想像していく。
これも、できなかった。

集団であれこれ意見を出し合う活動ができにくくなる。
「来週、みんなが来た時やろうよ♪」
慌てることなく、みんなを待つ。それはそれでいいけれどね。
そうだね♪慌てることないよね♪


● お母さんの好きなところ

FBの投稿マンガでこういう場面。幼稚園の先生が参観日に、園児に訊く。
「お母さんの好きなところは?」
「・・・寝ている時かな」(母、顔から火!)

そこでフレネのみんなにも訊いてみました。
「お母さんの好きなところは?」

ななみ「笑っているところ」

ゆうや「全部!」(おおお~!)

こういちろう「優しいところ」

あきひろ「常識にとらわれないところ」(渋い)

りんたろう「カエルで驚くところ」(大爆笑!)

ちかまる「笑っているところ」

じゅんせい「チョコパンを食べているところ」(大爆笑!)

みんな、お母さんが好きなんだね♪

● Jフレネあれこれ

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ボランティアまこっちゃん、登場!それぞれ、ルーティンワークに集中!

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小2りんちゃんに辞書の引き方をおしえる中3あきひろ(^^♪ こういうことができるのがいいよね♪

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                     ボードゲーム『ウミガメの島』

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                   のりのり!エイドリアン先生の英語講座♪
今日は、美味しいお料理を作ったり、みすずちゃんが入会したり、それにボランティアのお姉さんが来たりして、嬉しいこと楽しいことばかりで、ハイテンションな一日でした♪

 ペペロンティーノを作りました

毎週水曜日はお料理の授業!本日は、超簡単ペペロンティーノ!

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新会員のみすずちゃんも積極的にお料理に参加♪タマネギ、にんにくをみじん切り。鷹の爪も少し。

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スープは、ベーコンとタマネギのコンソメ。オーガニックのりんちゃんは、タマネギのお味噌汁。

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パスタは三種類の太さで、口に入れた時の感触の違いを楽しみます。鍋にまんべんなくオリーブオイルを塗り付け、パスタがくっつかないように・・・。ニンニクを炒めたら、パスタのゆで汁を少し入れたパスタを軽く炒めるだけ!

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できました!激ウマ!食べている時は、静か(笑)。

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                     お代わり2回!完食!

● ルーティンワークとミーティング

午前中は、各自、課題を設定し、ルーティンワーク。学ぶ身体が出来ています。

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それぞれが学習しやすい場所を選び、ルーティンワーク。日本語のエポック授業をしているので、日本語関係の課題を設定している子が多い。

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5月誕生日のりんちゃんと新入会のみすずちゃんのリクエストを優先させました。
りんちゃん「納豆!」
みすずちゃん「温泉!」

和気あいあい(^^♪




新入会!拍手!
新ボラ、ういかちゃん!拍手!あだなは、いかちゃんに決まりました!(爆笑)

● メダカの水槽のお掃除

りんちゃんがメダカの水槽を掃除してくれました。二か月ぶりです(笑)。

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結構、汚れていました・・・。メダカは、ラーメンのどんぶりに避難・・・。

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                     ああ~!すっきりした!

● 爆笑!カメラ事件!

OBドラゴンンが、お土産を持ってきました。
何故でしょう?イエスノークイズで考えます。

「それは、フレネのことに関係ありますか?」「はい」
「木幡さん個人の事に関係ありますか?」「いいえ」
こんな感じで、理由を考えました。

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ドラゴン、誤ってカメラを落とし、壊しちゃったんです。
その修理が完了しました。
「お詫びの気持ちで・・・」
保険が下りればいいんだけれど・・・。

ここで、授業!(笑)




「保険が下りない時、カメラの修理代は誰が払えばいいでしょう?」

予想
(ア) ドラゴンが払う・・・3
(イ) フレネが払う  ・・・0
(ウ) その他の考え・・・4

「7対3くらいで折半したらいいんじゃない?ドラゴンが7位で」
「じゃんけんして負けた人が払うってのは?ここにいる全員でじゃんけん」(爆笑)
「やだよ~」
「試しにじゃんけんしてみようよ。負けても払わなくていいから。ね、試し」(爆笑)

じゃんけんしてみたら、ちかちゃんとりんちゃんが負け。最終的には、りんちゃん撃沈!
「りんちゃん、払う?」
「ううん、払わない・・・」(爆笑)

ちなみに修理代は、19,000円。
そして、悲しいお知らせ・・・。修理代は、出ないとのこと。
フレネの子の誰かが壊したなら、保険が出るんだって。

「ゆうや、君が壊したことにしろよ」(爆笑)
「やだやだ!」(爆笑)

● あれこれ

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じゅんせいのお土産!
潮干狩りに行ってきたんだって(^^♪

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地味なお昼ご飯・・・。
冷し素麺・・・。
食べたのは、木幡&りんちゃん。
今月いっぱいは、日本語の授業のエポック期間で読み聞かせをはじめ、言葉遊びや詩の授業が続いています。

● りんちゃんの発見から、『ファーブル昆虫記』の読み聞かせ♪

先日のお散歩の授業で行った白岩の滝で、小2りんちゃんが<オトシブミ>の卵が入った葉っぱを発見!そこから、急遽、『ファーブル昆虫記』の読み聞かせに・・・。

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この春巻きみたいに巻いてある葉っぱの中に、オトシブミの卵が入っています。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%88%E3%82%B7%E3%83%96%E3%83%9F

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ウィキペディアや図鑑、『ファーブル昆虫記』などでオトシブミを確認し、いよいよ読み聞かせ。





「ところで、ファーブルってどこの国の人?」
「木幡さん、イエスノークイズでやってよ」
「いいよ」
「それは、ヨーロッパですか?」「はい!」
「その国には、エッフェル塔がありますか?」
「はい!」
「わかった!簡単すぎ(^^♪」(爆笑)

ここでフランスの地勢を簡単に説明。

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「なんで、南の方が暖かいの?」「南だから」(笑)
「アフリカに近いから」
「どうしてアフリカに近いと暖かいの?」
「暖かい空気が来るから」
「どうやって?」
「風に乗って」
ようやく季節風シロッコが説明できると地理オタクのコハタマン、大喜び(笑)。北の寒いわけも海流などから考える。


地勢を確認した後、前日確認したオトシブミの意味からスタート!

落とす+文=おおっぴらにできないような文章をわざと道に落とす(政府批判など)

「ラブレターだけの意味じゃないんだ」
「安倍、やめろ!とか」(爆笑)

日本には85種類ほどのオトシブミが・・・。
「じゃあ、フランスでは、何種類ほどのオトシブミがいると思う?」

予想
(ア)10種類より少ない
(イ)10種類から85種類の間
(ウ)85種類より多い

(ア)はりんちゃんだけ・・・。
「どうしてそう思うの」
「あのね、ちょっとだけ読んだらね、そう書いてあったの」(大爆笑)
「それじゃだめ。気候などから考えてね」

シロッコなどの季節風は海を渡り湿潤になるが、大体は温暖で乾燥している気候なんだね。
乾燥している→葉っぱも乾燥→オトシブミが作りにくい・・・、なんてことが想像できる。これが本当かどうかは、また後で調べてみよう。

● いろいろな発展!本を読みたくなった子も(^^♪

日本には、たくさんのオトシブミがいて、『ファーブル先生が初夏の日本に来ていたら、大喜びしたことでしょう』・・・。
「ここまで読んで、何か気づいたことある?」
「この本、ファーブルが書いたものと違うと思う。合作かな?だって、『ファーブル先生が・・・』なんて書き方しているもん」
「なるほどねえ」
「ファーブルって、虫だけ観察していたけれど、生活はどうしていたんだろう?」
「そうだよねえ。いったいいくつまで生きてどうやっていたのだろう」

こうして考えてみると、正統的『ファーブル昆虫記』を読みたくなるし、伝記も読みたくなる。
ちょっと調べてみたら、55歳時に昆虫記第1巻を出すが75歳時に本が売れなくなる。84歳で詩人ミストラルの努力でやっと年金がもらえる。86歳に昆虫記が世界的に有名になるが91歳、1915年に死去。学校の教師をしていたが、放校されあちこちで金を借り・・・。まあ、大変な人生を・・・。
特筆は、63歳で再婚し65歳時に子どもが!俺よりすごい!

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オトシブミのゆりかごの作り方を考えたり、一本の木にしかオトシブミが群生しない理由を考えたり、いやはや、話はあちこちに飛ぶが最終的には、ファーブルにもどる。
「おれ、この本、ほしくなった」
「アマゾンで調べてみようか?」
ゆうやに飛び火したぞ(^^♪

アマゾンで調べたら、1円から中古があり、配送料257円なので、ゆうやパパに確認取って、注文しました。難しいかなと思ったけれど、舵取りさえしっかりしていたら大丈夫ということが確認できました。

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みんなが描いた昆虫の絵。どれが正しいでしょう?明日も続くよ!『ファーブル昆虫記』!
若手教員から、「算数を学びたい!」ということで、今月から水道方式を学ぶ研究会が始まりました。

水道方式とは、貯水池にためられていた水が、各家庭で蛇口をひねると出てくるように数の計算体系を整え、わかる算数を目指す計算指導法です。昭和30年代に検定教科書にも進出しましたが、自民党文教族の提案する<教科書広域採択制>にしてやられ、民間教科書と言われる『わかるさんすう』を出版しています。

タイルを使った繰り上がり構造が特長で、かつておはじきを使って繰り上がりを指導していた教科書も、今やブロックを使った方法に切り替えざるを得ないほどの影響を与えました。

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● 1/2 リットルのジュースと1/3リットルのジュースをあわせると何リットルになるでしょう?

参加者の若手教員3人、大学生と母親2人でチームを作り、さてこの計算をどう教えるか考える。

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教員チームは、1/2・1/3の分母をそれぞれ通分し、分母6にして計算・・・。大学生・母親チームは、折り紙を使い1/2・1/3を作る。それぞれを三つ折り・二つ折りした各大きさは同じことを確かめ、答えは5/6。
両者に共通しているのは、通分するということですね。
通分を教えないで、答えを知る方法は、ないでしょうか?
これが、本日のメインテーマ!





 ベースは、何か?

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テープの長さを測ったら、1メートルと半端が出た。この半端の長さを知りたい。さて、どうすれば?

※ 1メートルを10等分した長さを0.1として測定する→小数の生まれ

※ 半端で1メートルを測定する。半端三つ分で1メートルになれば、1/3メートル→分数の生まれ

半端で元の量を測定する方法を<互除法>という。これが、分数の生まれ。
教科書では、最初にこれを行わず、『1メートルを三つに分けた一つ分を1/3メートル』と定義する。
これは、等分割分数・・・。互除法で測定した後、等分割分数を持っていくのが自然。
あくまでも、<互除法>をベースに持っていこう!これが有力な武器になっていく。

● やらせの授業は、極力、やらない!

異分母分数の加減を教える時、教科書では、通分の練習を前もってやっておく。

1/2=2/4=3/6・・・

これを指導しないと異分母分数の計算はできないという固定観念がある。
子どもは、「なんで、こういうことやるの?」・・・、行う意味が伝わらない。
この手の授業を『やらせの授業』と言う。

そして、1/2+1/3を「分母が違うからたし算できないよね?どうすればいいんだっけ?」と持っていく。

こういう授業は、やめていただきたい。

● アクティブラーニングへの道

今から35年前、明星学園で異分母分数の授業をした時は、こんな感じだった。

1/2 リットルのジュースと1/3リットルのジュースをあわせると何リットルになるでしょう?

「この答えを出すために、必要なものがあれば、何でも用意するから、各グループで考えてみて」
「本物のジュースも?」
「いいよ」
「やった~♪」
「解決したら、ジュースを飲んでいい?」

● こういうのをアクティブラーニングって言うのかな?

「分母が違うから、たし算できないの?」
「いや、そんなことないと思う」
あれやこれと考え出すグループ。こういうのって、今流行の『学びあい』ってやつ?(笑)

「ジュースと折り紙と1リットルマスを用意して!」
子ども達の説明が始まる。

① 折り紙(10センチ四方)で1/2 と1/3を折り、マスに貼る。
② 1/2 と1/3のところまでジュースを入れる。
③ そのジュースをもう一つのマスに入れる。

「ほ~ら!何リットルかわからないけれど、たし算できるじゃん!」
1リットルには満たないジュースの量をどうやって調べればいいだろう?

「一番最初にやったことでやればいいじゃん!」
「半端で1リットルをはかればいいんだよ。それで半端が出たら、その半端でまたはかる」
「折り紙ちょうだい!」

④ 折り紙をジュースに合わせ、半端で半端をはかってみる。

半端の半端五つ分で半端になる。
「やった~!5/6」リットルだ!
「ジュースちょうだい!」

1/2リットル+1/3リットル=
          =5/6リットル

途中のメカニズムはわからないが、とにもかくにも答えは 、5/6リットルになることがわかった。
こういうのって、今流行のアクティブラーニングって言うのかな?(笑)
この後で、二つ折り=×2 三つ折り=×3 など考えればいい。
通分を教えなくても、しょっぱなの互除法で異分母分数の加法を一点突破!

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やらせの授業を廃すると、子ども達は自力であれこれ考える。
ただし、教科書そのままの授業では、無理無理!
教材というソフトをしっかり吟味しなきゃね♪
文科省がアクティブラーニングって言うずっと前、そう40年も50年も前から、そういうのってあったんだよね。ぼくの実践が36年前・・・。

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今回は、大学生や母親の参加があって、教員以外の視点をみることができたのも、収穫!
算数だけではなく、他教科の授業も考えてみようか?ということもあった。

「目からうろこでした!」
次回は、6月18日(土)午後1時30分 Jフレネを会場に行います。定員は、10人位にしたい。椅子が10個しかないので(笑)。次回は、『特別支援級から学ぶ算数』って感じで行ってみます。

セミナーで単発の話をきいて学んだつもりになるのは、愚の骨頂。くれぐれもセミナージプシーにならないでね。私の立っている地平、あなたの立っている地平から、実践の悩みを持ち寄り、自ら考えていく場を作らなきゃ。

学びは与えられるものではなく、自ら切り開き獲得していくもの・・・。
名言だなあ・・・。



白岩の滝→つるつる温泉―お散歩の授業

Jフレネお散歩の授業の定番コース!つるつる温泉(^^♪
立川→御嶽→御嶽山→日の出山→つるつる温泉がノーマルコースだけれど、時間に追われてしまう。
そこで最近は、立川→武蔵五日市→白岩の滝→つるつる温泉というコースになることが多い。
今回もこれで(^^♪

● いざ!出発!

立川駅西改札、午前9時30分、集合!遅刻者0♪
武蔵五日市まで直通です。武蔵五日市から白岩の滝までは、バスで移動!

P5200001_R.JPG小学生の大集団が同じ電車に乗ってきたが、幸い、隣の車輛・・・。
この電車は、ドアが閉められる。
「ドア、閉めちゃおうか?」(笑)

以前、小学生の集団があまりにもうるさく、しかもフレネの子どもの一人を指さして、差別的発言。
J君、ブチ切れて、「てめーら!いい加減にしろ!うるせーぞ!」
し~ん・・・。
途中の青梅駅で引率の教員が、謝罪に来ました。
車内では立ち歩かない・飲食しない・大声を出さない。これ、常識。

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つるつる温泉行きのバスに乗車しているのは、ぼく達だけ!
「このバス、貸し切り?」
りんちゃんの?に運転手さんも微笑む。
途中からも、誰一人、乗ってきません。

● さあ!白岩の滝へ!

バス停から白岩の滝までは、1キロ足らず。難なく上っていけます。

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一昨日の雨で、路面は濡れているけれど、歩くのに困ることはない。

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中間地点!以前に比べ、少し整備されています。ここは、国立公園なんですね。

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                  さらに進むと・・・。

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小さいいくつもの滝が見えてきました。ここでお弁当(^^♪ この上にさらにいくつもの滝が・・・。

● 大発見!

みんな、お弁当を食べているのに・・・。おや、一人見当たらないぞ?

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りんちゃん、「木幡さん、見て見て!」
「これ、なあに?」
「オトシブミの卵が入っていると思う」
「オトシブミ?オトシブミってなあに?どういう意味?」
「知らない・・・」

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後で調べてみたら、オトシブミは『落とし文』から来ているらしい。江戸時代、他人にわからないようふみ(文)を丸めて落として渡したようだ。オトシブミという昆虫は、葉っぱを丸めて中に卵を産む。揺籃(ようらん)という。りんちゃん、博識!

● さらに上流へ!

この上にも幾つかの滝が・・・。

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お弁当を食べた場所が小さく見える。

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定番!
これは、ハイキングじゃなくピクニックだね♪

※ ハイキングは歩くのが目的。
ピクニックは、食べるのが目的。




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暑くもなく寒くもなく、天候に恵まれました。









● つるつる温泉へ!

上手い具合にバスがやって来て、時間を稼ぐことができました。ゆっくり、温泉につかれます。
男湯に入ると、お子様方泳いでいる!
「だめだろ、泳いじゃ!」
「だって、だ~れもいないよ」
「えっ!じゃあ、泳いでいいよ(^^♪ おれも泳ぐから」(爆笑)
温泉も貸し切り状態(^^♪ 良かった良かった!

※ 風呂場では、撮影禁止になっているので、映像は、ありません。

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まったり (*´ω`)







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                    とてもいいハイキングでした(^^♪

写真を読むための練習をしました

● いろいろな読み聞かせ―写真を読む

読み聞かせにもいろいろある。

単に絵本を読む。
テクストを隠し、絵から言語化する。
写真を読む→言語化する。

読み聞かせの最終局面を想定し、写真を読む練習。
基本は、いつ・どこで・誰が・何を・どうしたか?

小学校の低学年には難しいが、読むことの感覚をつかむこと、そして想像することの練習・・・。

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「カラー写真で撮影しているから、そんなに古くない」
「壁を壊しているの?」
「日本じゃないね」
何のために壁を壊しているのか?→壁で分断されているの?→なぜ分断されているの?→分断しなければいけない理由→壊す理由→?????

朝鮮、スーダン、ベトナム、パレスチナ・・・。



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「警官?」
「女の人が多い」
「警官は女の人と同じ方向を向いている。暴動なら、その逆」
「後ろの建物が何かわかれば・・・」
「泣いている人もいる」
「有名な人が通る?」
国は、イギリス。What is this?
ジョン・レノンのイマジンを聴く→放送禁止歌になった理由は?

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上の写真と似ている。
熱狂的!顔がイギリス人と少し違う?
有名な歌手?

プレスリーのラブミーテンダーを聴く→忌野清志郎のラブミーテンダーを聴く・・・。
難しいけれど興味ある。難しいけれど新しい世界。
写真を読む授業、少しずつ進化させていく・・・。
世界が広がる!



● ジャパンフレネあれこれ

『学びあい』を学校で実践している人が言っていた。

男女分け隔てなく・優しい笑顔と・暖かい声で・固定しないグループで・緩やかにつながり合いながら・みんなでたくましく課題解決に向かう姿。

フレネでは、当たり前の姿です。異年齢異質な集団の中で、わかるまで考え教えあう(^^♪

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                   明日のお散歩の授業は、つるつる温泉へ!

読み聞かせの一日(^^♪

今日は、ブッククラブ代表の有元秀文さんが授業参観に来てくれるとのことで、ブッククラブをお願いしました。ぼくも絵本を使った授業をしたので、読み聞かせの一日になりました。

子ども達は、ノリノリ1こんな一日もいいなあ♪

● 『きつねのおきゃくさま』 あまんきみこ(サンリード)を使ってブッククラブ

「この本、読んだことある?」と、有元さん。
「読んだことあります!」 二人の子ども。
「どんな話だった?」
「最初は、悪いきつねだったんだけれど、最後にいいきつねになっちゃうの」

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ひよことうさぎ、そしてあひるだましてきつねの家に連れ込みます。
美味しい食べ物を食べさせ、太らせてから食べようと思うのですが、狼が襲撃します。
きつねは狼と闘って死んでしまいます。

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「どうして、きつねは狼と闘ったのかな?そのわけを書いてみよう」

ビッグクエッションを受け止め、子ども達、それぞれの意見を発表!
小学生は、たいてい自分の食べ物を守るためと答えるそうだ。
しかし、「食べ物のためだけに、そんなに必死になるわけないよ」という鋭い意見も・・・。

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読み聞かせを聞いていて感じた事・・・。
読み聞かせの間に、場面を離れていき、また戻って来るセンスが素晴らしい。
例えば、食べ物を守るという観点から、「欧米人は、どうして捕鯨に反対するの?自分達は、牛肉を食べたりしているのに」と話を拡散させイメージを膨らませ、また、場面に戻って来る。

つまり、離散と収束・・・。シンキングマップを広げてからポイントを絞る。そんなことを感じた。
学校で行われている読み聞かせとは、一味違う『対話型読み聞かせ』(^^♪
理論と芸の世界!

● 『のらいぬ』 谷内こうた (至光社)

有元さんの読み聞かせとは、また、一味違う方法で作文と詩の違いをイメージする。

絵本の絵だけ見せ、文章は隠す。
絵から、いつ・どこで・だれが・なにを・どうしたのかを分析していく。

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「季節はいつ?」
「夏かな?」
「草も青いし、犬も暑そう」
「時刻は?」
「?」
「どこを見れば、時刻がわかるの?」
「あっ!昼頃だ!影が犬の真下だから」

こんなふうに絵本を読み説き、文章を作る。
『ある夏の暑い昼下がり、一匹の野良犬がとぼとぼと砂浜を歩いていた』
こんな感じで文章を作っていく。

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驚いたのは、三歳のちよちゃんが授業に参加し、灯台が出てくる場面で「のぼっちゃうの!」と発言していたこと(^^♪

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本当にその場面になっちゃうところがすごい!

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そして、「とびおりちゃうの」

おおおおおおお~!







あれだけ考えて作った文章が、原文では、これだけ・・・。

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『ある夏の暑い昼下がり、一匹の野良犬がとぼとぼと砂浜を歩いていた』
           ↓
         
         あついひ

作文と詩の違いをイメージしました。



有元さん、ありがとうございます。ジャパンフレネは、いつでもスペースを開放しています。
授業参観、大歓迎!そして、授業をしていただける方も大歓迎!







もう何度になるだろう?いつ行っても、観ごたえ充分です。今回は、第一展示室(古代)はリニューアル中でしたが、第二から第四までしか観られませんでした。第五から第六(近代・現代)は次回・・・。

● 佐倉までは約1時間

歴史民俗博物館のある佐倉まで、京成上野から京成本線で!

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昔の京成佐倉駅前は、落花生を売る平屋のお土産店が数軒あっただけ・・・。すごい様変わり。
8時の集合だったので、途中の電車では、夢見心地・・・。

● いざ!見学!

とにかく、ここは広い。一回では観きれません。ポイントを絞って観てほしい。
古代の展示室がリニューアルだったので中世から近世まで、そして近代と現代。

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この日は、空いていました。ゆっくりじっくり・・・。平安時代の寝殿造り、仮名文字の出現。

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朝鮮が通信の国と呼ばれていたことを初めて知った!

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寺子屋で昔の双六や書写を・・・。
「こういう遊びを喜ぶ子って、いいねえ」
ボランティアの皆さんがほめてくれました(^^♪

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東日本大震災、気仙沼の古民家後藤家が壊滅的な被害。極力修復し、ここに展示されています。

● ああ、疲れた・・・、午後は、端折って・・・。

二時間以上びっしり見て、「ああ・・・、疲れた」

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ちよちゃん、みんなにおせんべいを配ってくれました。ピロティーで食事をしているのは、ぼくたちだけ。それほど、空いています。






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柳田国男展もやっています。近代と現代は、最も観たい展示なんだけれど、ただ通過・・・。

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この辺は、じっくりと観たかったなあ・・・。

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また来よう!歴博!

ゲストをお迎えし、楽しい一日(^^♪

今日は、小6女の子が体験入会で授業に参加しました。

 自己紹介ゲーム

フレネには、6年生の男の子が二人いるけれど、なんだかお姉さんと弟という感じです(笑)。

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青いカードで答える人を決め、黄色いカードで質問を決めます。
「好きなテレビ番組は?」
「『月曜から夜更かし』かな?」
と答えたMちゃんに対し、
「クレヨンしんちゃん!」
「仮面ライダー!」
じゅんせい&ゆうやの答えに、大爆笑!和気あいあい (^^♪

● 言葉遊びで詩 ♪

川崎洋の詩『かく』の伏字を当てる。みんな、家で考えて来てくれました。
こんな感じです。

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「『てがみをかく』の『かく』と同じ意味のものを探してごらん」
「けしきをかく」
「それは違うんじゃないの?」
同じ『かく』でも意味が同じものと違うものを分類。漢字でも確認。
○と×はどうなんだろう?



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ゆうやにお願いして、それぞれの『かく』を動作化してもらう。
「この後、どんな授業に発展するかな?」
「えっ、どういう意味なの?」と体験のMちゃん。
学校では、決められているカリキュラム通りに授業が進められる。
しかし、オルタナティブスクールでは、子どもの興味に沿って、授業が構成される。

『詩を書く授業?』
「詩ってなあに?」
「???」

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景色を写し取る→写真系

土をかく・チンパンジー→動物系

いろいろな授業が関連付けられるね♪
詩とは何かも考えよう!

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18年前に分かれたチンパンジーとの再会の動画をみんなでみました。

● ネーティブイングリッシュコーナー

エイドリアン先生の英語講座は、adverb 副詞 の使い方。
I am sitting quiekly.

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みんな仲良し!
本日より、学習月間に突入!7月11日(月)の第1期終業まで、大きな行事は、ありません。

● 言葉遊び―詩で遊ぶ

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ホワイトボードに川崎洋の『かく』を書く。○○のところは、伏字。
一度、ぼくが朗読。
ホワイトボードにこの詩を書いている時から、子ども達、興味しんしん!





「ぼくは、この詩でどういうことを質問したいと思う?」
「○○のところに、どんな言葉が入るか?」

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もう一つがなかなか出てこない。
「各行で、共通しているのは、なあに?」
「かくって言葉が入っている」
「そう。かくって言っても、色々あるんだね。誰か、いろいろな『かく』を表現してみて」
「おれ?」と、ゆうや。

ぼくの朗読に従って、それぞれの『かく』を表現してもらう。

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ところが第2連に行くと、主格と目的格がわからないので、表現できない。
必然的に伏字を考えることになる。イエスノークイズで一つ一つ考えてみる。






まず、わきばらかくのは?

「それは、動物ですか?」「はい」
「ここにいる誰もが見たことありますか?」「はい!」
「動物園にいますか?」「はい」
「霊長類ですか?」「はい」
「わかった!伸ばし棒もヒントだね」
「一番上は、『ち』ですか?」「はい!」

わきばらかくのは チンパンジーでした(^^♪

明日、続きをやり、伏字を全部当てていきましょう!
ノリノリ~!

● お料理の授業は、納豆玉子かけご飯!

午前中、みんながルーティンワークをしている間に、買出しに。
納豆は、八王子で一番有名な納豆店で購入済み。
今回は、料理と言うほどのものではないので、ぼくが仕切りました。


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今回は、カブと油揚げのお味噌汁!


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卵をわる練習!お味見!美味しい!


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ご飯も美味しく炊けました。納豆まぜまぜして、いただきます!余った卵で、塩ねぎの玉子焼きも(^^♪


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 それぞれのルーティンワーク

「おはよう!」「おはよう!」
スペースに来たら、それぞれのペースで学習します。


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それぞれが好きな場所で(^^♪ 漢字も作文を書く中で・・・。英語も自分の感性で(^^♪

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キャンプの後始末が終了しました(^^♪

● みんなで力を合わせて

大小合わせて10個ほどの段ボール箱に詰められた鍋・キャンプ用品・調理器具・調味料、その他あれこれをみんなで片付けました♪

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きれいに洗っているので、そのまま、元に戻しました。中華鍋のみアッキーが洗ってくれました(^^♪


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                小さい子も一所懸命!
  
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本日のジャパンフレネを書き、田植えと今週のお散歩の授業を確認!明日からルーティン&スペシャル!
                                        
行ってきました!ゴールデンウィークのしょっぱな、29日(金祝)~30日(土)、奥秩父浦山口キャンプ場(^^♪

● 西武池袋集合8時10分!

17年間のキャンプで集合時間に遅刻者がいなかったのは、初めて!びっくり!
ただ、朝ご飯を食べてこなかった人は、多数・・・。
08:30の特急レッドアローで西武秩父乗り換え、秩父鉄道浦山口駅へ!

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行ってまいります!現地でさらに6名合流!


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OBもファミリーも多数集合!

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到着しました!いい天気!

● さっそく、カレーライスの準備です(^^♪

フレネの子は、毎週お料理の授業があるので、調理は大得意!OBは、火おこしも上手です。
まず、お米を2升4合といで、火おこし。カレーの材料にフォンドヴォ―も入れて、めちゃウマカレーを作ろう!

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こういうロケーションのキャンプ場です。夏は、川遊びができます。

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お父さんも大活躍!

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ご飯がいい感じ(^^♪

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             できたぞ、できたぞ♪                
                                         
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甘口・辛口・オーガニックも!辛口は、売り切れごめん。余ったカレーは、翌朝のカレースープに(^^♪

● のんびりと・・・

お昼を食べたら、後片付けしてお昼寝・お散歩タイムです。
荒川の上流に行ってみよう!


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広い河原にいるのは、ぼく達だけです(^^♪

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パパのマネ(^^♪
                                         
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            遠くには武甲山!きれいな川原で水きりにチャレンジ!

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                 近くの公園で・・・。

● バーベキュー準備

「お腹すいたよ~!」
午後4時30分、バーベキューの準備開始!
食材は、保護者の車で運び、冷蔵庫に入っています。


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美味しそうな食材がたくさん!焼き鳥を作り、スペアリブや豚肉の塩だれ漬けを仕込む。
お手製の燻製も!                               

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                 教え子大樹君、遅れて登場!

 始まりました!

後は、食べるだけ!どんどん、行きましょう!
※ ところが、デジカメの電池が切れ、クライマックスの映像がありません(涙)


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                  まだかな?まだかな?

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                   少し、寒いね♪


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              大樹君のスペシャル料理やマシュマロ焼きも(^^♪


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今夜は、最高!マシュマロ焼き、花火、肝試し・・・。

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夜は、寒くて眠れません・・・。二人で一つのシュラフ・・・。

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● また、行こうね!また、来ようね!

寒い夜が明けると、日中は暑いくらい。後片付け、鍾乳洞見学。


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美味しくいただきました!

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また行こう!浦山口キャンプ場!


保護者の皆様、ありがとうございました。           


子ども達に訊いてみましょう。
「かけ算ってなあに?」「かけること」
「わり算ってなあに?」「わること」

これが普通です。4月23日(土)に行われた講座では、かけ算の意味を考えました。

● 前座―質問の練習

会場の文京福祉センター江戸川橋のベランダ側窓ガラスには、〈外に出ないでください〉の張り紙が・・・。
「こんなふうに注意書きしている国って、他にあるだろうか?」
「日本だけだよ。どこに行ってもうるさいのは」
「ヨーロッパやアメリカにもあるんじゃない?」

『河童が覗いたヨーロッパ』 妹尾河童(新潮文庫)には、ピサの斜塔の一件が載っている。
傾いて傾斜がきつい斜塔のベランダには、手すりがない。落ちそうで怖い。絵ハガキ売りのおじさんに訊いてみたら、怪訝な顔をしてこう言われたそうだ。
「危ないと思ったら、行かなきゃいいじゃないか」

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こんなふうに管理され続け、自己判断が出来なくなっているのが悲しい・・・。

続いて、おなじみの変な物特集!
「これ、な~んだ?」
イエスノーで答えるので、どんどん質問しましょう。

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「木の実?」
「はい!」
西表島で採集してきた先島すおうの木の実。この実をモデルにウルトラマンの顔が出来たのです。








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この瓶は?
「どこで手に入れたかをあててね」
「日本ですか?」「いいえ」
「誰でも知っている場所ですか?」「はい」
実はこれ、ポーランドのオイシェンチム(独名 アウシュビッツ)で手に入れました。当時の収容所から出てきた瓶です。
「ええっ!」
質問力を鍛えるゲームを必ず行います。


● 本題「うさぎさんにはお耳が二つ。うさぎさん3匹では、お耳はいくつ?」

上記の問題を絵で表してみましょう!

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大半がうさぎを3びき描いている。
これでいいかな?
「これなら、たし算と同じだね?」
かけ算は、たし算と同じなのかな?

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これは、ちょっと違う。
代表選手のうさぎさんが1匹いて、他に3匹分のうさぎさんがいる。しかし、現実にいるうさぎさんのお耳はたし算できる。






かけ算は未知の量の演算!うさぎさん3びきでは?つまり、現実にいなくても構わない。
次の絵が大ヒントになる♪

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うさぎさんは隠れている。地上に代表のうさぎさんがいれば、完璧!

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カーテンにうさぎさんが隠れているこんな絵になればいいんだね。
ここからタイル図がうまれてきたんだよ。

● 倍のかけ算とブラックボックス

かけ算は、1当たり量×いくつ分=全体量 と考えるといい。

2つ/ひき×3びき=6つ

でも教科書では、累加で考えさせたり倍で考えさせたり・・・、大混乱。

倍とは何かも、ちらっと・・・。

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不思議な黒い箱(ブラックボックス)で考える。
この不思議な黒い箱は、一定の働きをする。
何か入れると、決まった働きで、入れたものを変化させる。

ブタ→ふた
ざる→サル
ダイヤ→タイヤ

もうわかったね!濁点を取るという働き。
銀を入れると金になるので、大儲け(^^♪

こういう一定の働きをするものは、身近にたくさんある。
どんなものがあるかな?考えてみよう!

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今度は、数学的ブラックボックス!数が変化して出てくる。
日本に数台しかない特注のブラックボックスだぞ。

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1→2
2→4
3→6
さあ、どんな働きかな?
「入れたものを2倍する!」
出てきたものと入れたものとの関係を、わり算で導き出す。
入れたものは、必ずしも1当たり量でなくてもいい。
倍はわり算を理解していないと導き出せない演算なので、わり算や割合が理解できていないと無理なんだよ。

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1→3
2→5
3→7
今度はどんな働きかな?
電動式ブラックボックスに、みんなびっくり!

● 最後はアニマシオン

少し時間が余ったので、木幡が大好きな絵本を紙芝居にして、アニマシオン!
読み聞かせ終了後、問題を出すから、きちんと答えてね。
タイトルは『ウルスリのすず』。

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「村の子ども達は、だれからすずを借りますか?」
「はい!はい!はい!」

とっても楽しい一日でした


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