2017年11月アーカイブ

舎弟MugiがFBにアップしていた美術の実践を早速やってみました。
いいものは、電光石火で授業化します。
秋の木の葉を使った面白授業、授業レシピも作りました。

※ この授業の授業レシピ、欲しい方に差し上げます。
 DMでご連絡下さい。他の美術系の授業も一緒にお送りします。

● 木の葉を窓からのぞく

一昨日新宿御苑で拾ってきた木の葉、画用紙に開けた窓(2cm四方)を乗せる。
そこから見える木の葉を10㎝四方の画用紙に描いていきます。
これだけ!

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実践の映像を食い入るように見つめる子どもたち。

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こんな感じに窓を乗せます。

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                       スタンドルーペでのぞき、詳細に描く(^^♪

 さあ!描いてみよう

水彩絵の具・色鉛筆・マーカー・クレヨン・・・、何を使ってもいい。
とがった鉛筆で細かいところまで、繊細に描く。
留意点は、こんなところかな?

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             ルーペをのぞき込み、まずは、繊細に鉛筆画。

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道具は、全て用意してあります。マイグッヅを持ってきてもいいですよ♪

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リト、ものすごく精密&細密な鉛筆画!

じっくり取り組み、未完成。
家で完成させてくるそうです(^^♪





● 作品は、ラミネート!

完成させた作品は、永久保存するためにラミネート!
多い子は5作品も!

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A4の大きさまでラミネートできます。作品二つをA4に入れ、下敷きを作ることもできます。

「あれ!ジュイの作品、ラミネートしたら消えちゃったよ・・・」
どうやら、熱で消えちゃったみたい・・・。
冷凍庫で冷やしたら、復活しました。
「ああ、良かった・・・」

● 作品の発表会

できた作品を発表し、感想を言いあいました。

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「七海ちゃんの作品、斬新的!普通は葉っぱに色を塗るけれど、周りに色を!」
「モミジの色がいいよね」
「リト、細かい♪」

どの子も仕事をきちんと成し遂げ、とてもいい顔しています。
小1~中3まで、互いに協力しながら、とってもいい時間を過ごしました。

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最年長Rayちゃんの作品(^^♪

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最年少ちいぼうの作品(^^♪

楽しかったなあ!

晩秋の上野公園&新宿御苑へお散歩(^^♪

● 金曜日の御散歩は、東京都美術館『ゴッホ展』

イタリアからの留学生シモーネ君と一緒に、『ゴッホ展』!
「『ゴッホの耳』って本が出たんだよ。どうして耳を切ったか?全部切ったか?一部か?」
そんな話を子どもたちにしたら・・・
「何か怖いよ~!」

いや、ゴッホが何で耳を切ったのか、永遠の謎だ。

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美術館内は、撮影禁止です。二枚ほど、好きな絵がありました♪
鑑賞後は、東京芸大の学食へ!

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日替わり定食!
これで520円でした。やすっ!

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シモーネ君は何を食べるのだろう?まさか、サバ味噌は食べないだろうなあ・・・?
シモーネ君は、何を食べたでしょう?

[予想]
ア トンカツ定食
イ カレーライス
ウ カツ丼

 落ち葉ひろいに、新宿御苑へ!

美術の授業で落ち葉を使うため、色々な落ち葉、赤・黄・茶、大きいの、小さいのをゲットしに新宿御苑へ行ってきました。

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ただひろうだけでは面白くないので、木幡探しゲームも!

[木幡探しゲーム]
・2チームに分ける
・木幡が姿を消してから、5分後に木幡探しを始める
・電話で5回だけ、どこにいるかをイエスノークイズ形式で尋ねることができる。

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                 紅葉真っ盛りの新宿御苑です

「木幡さん、今、地図の上半分にいますか?」
早速、電話がかかってきた。
「いいえ」 「えっ!そうなんだ。また、かけます」

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大温室の中で、ぬくぬくしていたら・・・。
「木幡さん、今、温室の近くにいますか?」「はい」

「よっしゃ~!おい!行くぞ!」




こりゃあ、まずいぞと思い、大温室の中の多目的トイレに入っていたが・・・。
あんまり長くトイレ内にいるのもなあと、外に出たとたん・・・、ユウヤに遭遇・・・。
「あ!いた!木幡さん、発見!」

発見者と発見チームには、賞品が出ます。

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                  腹減った~!

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昼食後、みんなでチャンバラ&鬼ごっこ!
以前、フレネのあったビルも見てきました。
上の写真は、ちいぼうが拾い集めた棒きれ・・・。

ひろい集めた落ち葉、木曜日に持ってきてね♪

● 初めての本ジャパ― リフレクション

朝、フレネに来たら、本日の予定ややりたいことを用紙に書き込み、帰る前に自己チェックを入れる。
ここでは、基本的に命令や強制がない。唯一、『本日のジャパンフレネ』=本ジャパを書くことだけが、契約。しかし、これが、なかなかできない。書けない。小1ちいぼうもそうだった。

お料理の授業の後、ミーティング,
その後公園に行き、みんなで一緒に遊ぶのが定番。
本ジャパを書き、みんな公園に・・・。
残っていたのは、ちいぼうだけ。

「ちいぼう、本ジャパ書いてみる?」
初めて誘ってみた。
ちいぼう、黙って、引き出しから本ジャパの用紙を持ち出す。

こう書け、ああ書けとは、一切言わない。
わからない字だけ、教える。

そして、出来上がりました!初本ジャパ!!!

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これで充分です。

「木幡さん、ばいばい!また、明日ね♪」
風のように公園に飛んでいったちいぼうです♪

楽しいだけでいいんです。




● ミーティング→お料理の授業は、ペペロンチーノ&オニオンスープ→群読→ミーティング

たこ焼きの予定も、たこ焼きだけじゃお腹いっぱいになりません。
それに油がねえ・・・。
というわけで、ペペロンチーノ!

調理は、簡単!

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              タマネギ・ニンニク・シイタケ・鷹の爪を刻むだけ。

一通り準備ができたところで、群読の練習。
まど・みちおの『ゆきがふる』。

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一通り声が出るようになった。
「これ、どんな感じで声を出したらいいの?」

「雪を見上げるように声を出そうよ」
「静かな感じかな・・・」
「音が吸い込まれるような感じに」

「『そらへ そらへと のぼってく』って?」

「止まっている電車に乗っていて、隣の電車が動いた時、乗ってる電車が動いたみたいに・・・」
「見上げていて、雪が落ちてくる。上っていく感じ、わかるよね」

納得いくまで練習し、スッキリしたところで、パスタをゆでます。

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ゆで方は中学生。

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何で、ゆで汁を取っておくの?
一つ一つ教えてあげます。

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                 とても美味しくできました♪ 完食!


【ミーティングの議題】


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・ミニ飛ぶ教室 in 野沢温泉の件
・金曜日のお散歩 『ゴッホ展』
・注意の仕方を学ぼう
・動くことができる身体を作ろう

「起立!礼!着席!・・・、こういう経験のある人?」
みんな似たような体験をしていることがわかった。

「学校って、どうしてこういうことをするの?」

「気持ちを引き締めて、勉強するってことかな?」
「けじめをつけるためじゃない」

学校は、日常を非日常化する中で何らかの幻視を与える場所・・・。
そうじゃなきゃ学べないと、固定的にとらえているんだね。

24日(金)のお散歩の授業は、『ゴッホ展』(東京都美術館)(^^♪

 イタリアの高校生

薄ら寒い昨日とうって変わり、今日はいい天気♪
しかし、風が冷たい・・・。もう冬です。

りとの家に留学中のイタリアの高校生が遊びに来ている。
今日、りとと一緒にフレネに・・・。
日本語、ペラペラ。

「こういうの、知っている?」
回文を教えてあげました。

いたりあでしんしでありたい

「お~!なるほど!」

高校生が帰った後、「りと、彼の名前、何て言うの?」
「シモーネだよ」
「下に『タ』をつけると、シモーネタか」(爆笑)
「言うと思った!」(爆笑)

● かけ算の意味とシェーマ化でスッキリ!

先週行った文章を絵にする問題の発展。
ここは、スパッと教えちゃう。

うさぎさんには、お耳が2つ。うさぎさん3びきでは、お耳はいくつ?

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うさぎの絵を半具象化し図に表す。
タイルを使い、1年生のちいぼうに並べてもらう。

「1つ当たりの量 2本/ひき いくつぶん 3びき たせる?」
「うう~ん・・・、たせない」
中学生も結構悩む。

1つあたり量といくつ分を使い、未知の量(全体量)を導き出す演算をかけ算という。

2本/ひき×3ひき
 ↑    ↑
1つあたり量 いくつ分

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半具体物のタイルを使い、式以前の図(シェーマ図)を描く。
この図のイメージをしっかりとらえていれば、かけ算やわり算の立式が簡単!
「ああ!そういうことか!」
中学生も納得(^^♪

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ちいぼう、かけ算の下敷きをもらい、ご満悦(^^♪

 声を出して、スッキリ!

「寒いから、群読をやろう!」

ソロ、アンサンブル、コーラスに分かれて、スタート!

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ふるふる ふるふる ゆきが ふる
ゆきを みあげて たつ ぼくに
ふるふる ふるふる ゆきが ふる

「ああ~!スッキリした」
声を出すっていいよね♪

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ミーティングをして・・・・・・・・         台所でラ・フランスをいただいて・・・ 本ジャパ書いて帰ります♪
      ↓
後ろのホワイトボードの問題

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                 わかりますか?
埋もれてはいけない実践を掘り起こし、古きから新しきを知る教育考古学会の例会が、11月19日(日)、麻布科学実験教室で行われました。ここは、8月10日に亡くなられた阿部進さんが開設したゆかりある施設。オープンしてから40年の老舗です。今回は、阿部進特集!

● 昌浩さんによるガイダンス

故阿部進さんには、主宰する会に二度おいでいただき、貴重なお話をお伺いしました。
強烈だったのは、悪書追放運動で手塚治虫さんのマンガを含め、多数の図書が燃やされてしまった杉並第一小学校焚書事件。その現場に阿部進さんは、手塚治虫さんと一緒にいたそうです。こんなおかしな話は、ありません。奇しくも1月7日に湘南学園で行われた教育考古学会の例会が阿部進さん最後の講演となりました・・・。合掌・・・。

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35年来のお付き合い、阿部進さんの長男、阿部昌浩さんが進さんの人となりを説明。
人形劇をやっていた進さんご夫妻は、小学校退職後、NHKの人形劇『チロリン村とクルミの木』に人形遣いとして出演していたそうだ。ビックリ1

漫画家とのお付き合いも深く、一番左は森田拳次さんその隣が昌浩さん。なんと!若かりし赤塚不二夫さんも!

 阿部進→板倉聖宜→遠山啓のライン

「このラインは、な~んだ?」
湘南の森井さん、「楽しいだけでいいじゃないの?それに森毅も付け足してよ。ぼく、最近は楽しい授業よりおもしろい授業って方がしっくりくるんだよね」

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そうなんです!
1962年当時から、阿部進さんは「楽しいだけでいい!」を言い続けてきていました。
仮説実験授業の板倉聖宜、数教協の遠山啓もそうです。

 時代の先を行っていた阿部進

以下、本日書いた原稿の一部を・・・。

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 今、手元に雑誌『望星』(東海教育研究所)1975年新年号がある。現在も発刊されているが、当時、教育誌として最も先進的な記事が満載されていた。

この号は、特集/教育実践記録を読み直す。

 その中に、アンケート『私が出合った実践記録三冊-現場教師四十三人の証言』というページがあり、五十二人中返答があった四十三通の全文が載せられている。一人当たり三冊の四十三冊だから、ダブリも入れて計129冊。

その中に、阿部進のベストセラー『現代子ども気質』1961年(新評論)が一つも登場していない。

一世風靡した〈現代っ子〉の生みの親、阿部進が登場してこないのはどういうことだろう?

 

  ちなみに最も多かったのは、『学級通信ガリバー』(社会評論社 旧版『飛び出せチビッコ』を含む)村田栄一13、続いて『山びこ学校』(百合出版)無着成恭 4、『学級革命』(牧書店)小西健二郎 3、『山芋』(百合出版)寒川道夫編 3、『村を育てる学力』(明治図書)東井義雄 2、『不可視のコミューン』(社会評論社)野本三吉 2と続く。

 

同じ号、『討論=教育実践記録 再評価の視点』(海老原治善・遠藤豊吉・村田栄一)で遠藤豊吉(当時、武蔵野市立井之頭小)村田栄一(当時川崎市立向丘小)は、次のように述べている。

 

遠藤 阿部進の提起したものは、生活指導と教科の力をつけること、しかもその粘着剤として生活つづり方を使うという、その三つのやり方ではたして教育は完結するのかどうかということだったと思う。

 

村田 六十年代初期に生活単元学習批判という形で系統性ということが強調されてきたけれども、それをもう一度受けとめていく側の生活全体をみなければいけないということになってきた。それが例えば解放教育とか「障害児」の教育権をどうするかという具体的な形で出てくる。これは一人の教師が何をしたかということではなくて、その教師が地域なり父母なりあるいは子供なりとどう結びついているか、ということを抜きにしては論じられない問題になってきているということですね。

 

 阿部進は、『子どもの生態から学ぶ』ということを繰り返し述べている。これは、とりもなおさず、教師の価値観を子どもに注入する・子どもを教師の側に引きずり込むという観点ではなく、子どもを生のまま直視し、それを教師というフィルターの中でろ過せず、フィードバックしていくという行為に他ならない。遠藤・村田の見方に通底しているのはこの点だろう。

 阿部進は、こう言う。

阿部 「こどもの都合」ということが自分自身に欠落していると思うんだ。障害児学級をやっているうちに、こどもの都合に立たなければこっちは何もできないんだということを教えられたというわけ。

-『いま語る戦後教育』村田栄一編(社会評論社)-

 

1975年当時の教師・戦後民間教育の潮流は、やはり〈教師主導=大人の都合〉の学力観であることから、阿部進の観点は理解されない。だからアンケート調査に『現代子ども気質』は出てこないのだろう。そういった意味で、阿部進は時代を先行していたのだ。


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「楽しくなくて、わかる授業は子どもの人権侵害である」

ミニ授業で確認。公教育の中では、楽しくてわかる授業を目指さなければならないが、楽しいけれどわからない授業も追及のためにいいんじゃないかなあ?





 新たな阿部進論を

村田栄一、野本三吉による阿部進論は突出しているが、鳥越信、無着成恭の阿部進批判は、全く陳腐。1995年段階で阿部進に対する評論は、ストップしているので新たな阿部進論が望まれる。

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膨大な著作と資料の数々・・・。
来年の夏ころまでに、これらを紐解き、阿部進の目指していたものに迫りたい。

昌浩さんにも了承を得たので、早速! 




● 次回は、合宿研!

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次回は、2月中旬、山梨で合宿研究会を行う。山梨県出身、那覇に昭和高等女学校を設立した八巻太一について、レポート発表をしていただく。
乞う!ご期待!






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友 遠方より来る 亦 楽しからずや
久しぶりのハイキング(^^♪
ものすごくいい天気で絶好のハイキング日和です。

 嗚呼!無情!

西武新宿線経由で拝島待ち合わせの予定が、都合により急遽立川に来たのはいいけれど、電車が遅れて、りんちゃん、タッチの差で間に合わなかった!

「りんちゃん、今、どこ?」
「立川に着いたよ」
早く早く!あああああ~・・・。がっしゃ~ん!間に合わなかった。

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● バスは貸し切り、さあ!白岩の滝へ!

武蔵五日市からバス。りんちゃんは、1時間遅れで白岩の滝入口のバス停で待ち合わせ。
バスは途中からフレネの貸し切り状態(^^♪

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ぼく達以外、だ~れも乗っていません♪

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さあ!白岩の滝まで、徒歩30分弱!

● ここは、国立公園です♪

途中まで歩きやすい道ですが、半分すぎるとちょっと険しい・・・。

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紅葉がそろそろお終いです。1キロの道のりですから、小さい子も大丈夫♪

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ここは、秩父多摩国立公園なんです。だ~れもいない国立公園です。いつ来てもだよ!

● 滝だ!滝だ!滝だ!

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小さな滝がたくさんあります。寒かった・・・。最後の難関を通り抜ける。

● お弁当(^^♪

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本日、中学生男子2名は、ドタキャン・・・。中学生はレイちゃんだけ
                 
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 つるつる温泉へ♪

お昼を食べたら、徒歩40分弱でつるつる温泉(^^♪

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滝そばのテーブルが壊れていました サンダル履きは、ダメ!     仲良し二人組(^^♪

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りんちゃんとドッキング!一人でここまで来たのは、偉い!
お弁当を食べながら、待っていました。

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ヤギがいた!

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おじいさんと一緒(^^♪ 三人で背中を押してくれました。ありがとうね!

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風呂上り・・・。
女の子は、アイス(^^♪
男の子は、コーヒー牛乳(^^♪

とてもいいハイキングでした!
今日もいろいろありました。子どもが集まるところには、トラブルがつきもの。
それをどう解決していくか・・・。インクルーシブの意味が問われます。

● しっとりとしたミーティング

「話したいことがあるんだけれどいいかなあ?」
ユウヤがみんなに話しかける。
JFでは、テーブルを囲んで毎日二回、朝と午後、ミーティングを行う。

連絡事項や面白かったこと、困ったことや提案したいこと、授業になりそうなネタ、お料理やお散歩の内容決定・・・。とにかく、何でも話し合う。

「昨日、みんなで公園で遊んでた時なんだけれど・・・」

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鬼ごっこしていて、自分でタンマなしを提案したのに、つかまりそうになったらタンマを連発。みんなつまらなくなって、帰ろうとすると、「帰らないで!」とぐずる。
電車に乗っても、席についたユウヤを引っ張ったり、飛び跳ねたりして、周りのひとから大ひんしゅく。

「ルール守れないんだったら、みんなつまんなくなって、誰も遊んでくれないよ。しかも自分で提案したのにさ」



「昔は、小さい子から大きい子まで徒党を組んで遊んでいたんだよ」
木幡も話し合いの輪に加わる。
「約束事を破ったら、大きい子が注意して小さい子にわからせるんだ。そうやって順繰りに回って、小さい子が大きくなったら、同じようにわからせてあげる。ルールを守らないような行為、何て言うの?」

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「じこちゅう!」
「身勝手かな」
一つ一つ書き出す。

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「決めたことは、守ってよ。そうじゃなきゃ、ゲームが成立しないよ」
「ちゃんと、自分たちの憲法を作ろうよ」

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・遊びのルールを一人勝手に変えない→多数決で決める
・決定したら、守る
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・それを守れないならやめるか、自分の意見を言って周りを納得させる

上記を確認してジャパンフレネ憲法に追加しました。

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指摘された子、正論なので反対意見はでません。
「ここで約束しなくていいから、行動で示してよね。そうじゃなきゃ、周りからガン無視されるよ。わかった」
年上の子に言われて、「はい」
子どもの社会は厳しい。縦社会の中で学び、成長することもある



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満場一致で、憲法を確認!
いい、話し合いでした♪

● かけ算とは、何か?すばらしいイメージが続々と! うさぎちゃん大賞も(^^♪

『うさぎさんには、お耳が二つ。うさぎさん3びきでは、お耳は幾つでしょう?』

「この文章を絵で表現してごらん」
「うさぎさんって、さんをつけなくてもいいんじゃない?」(笑)
「どう描こうかなあ?」

できた作品の中から、絵のうまい下手は別にして、好きな作品を一つ選び、『うさぎちゃん大賞』を授与することになりました。

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小さい子も大きい子もあれこれ話しながら、一緒に考え、問題を絵にしていきます。
描けた子から、作品をホワイトボードに・・・。






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自分の考えを一人ずつ発表していきます。
似ているもの同士集めて仲間わけ。

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   のぶちゃん        ななみちゃん           ユウヤ

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ここまでは、うさぎが3びきいて、耳の数も全部描いてある。

「これって、なに算?」
「耳の数をたしていくから・・・」
「たし算?」

これらの絵は、2+2+2・・・


ちいぼう(短剣つき)         カイト

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夏太郎の作品。右にうさぎが1ぴき。
「代表なんだよ」→1当たり量
そして左にうさぎが3びき。

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きょうちゃんの作品。スライド式。
2→4→6とうさぎの数が変化していく。
あちこちでこの授業をしたけれど、この考えは初めて!
だから、授業はおもしろい♪♪






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りんちゃんの作品。
「あれ~?何でりんちゃんのにうさぎが4ひきなの?」
「うさぎに耳が2つでしょ。それが左のうさぎ。そして3びきではだから、うさぎ3びき。耳の数はわからないから、黒く隠しているの。お月見しているってことだよね♪」

1当たり量といくつ分が表現されている(^^♪





「じゃあ、ぼくの作品を見せるね」

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代表選手(看板)の1あたり量といくつ分のうさぎさん。
耳はカーテンで隠れていて、あごだけ見える。
1あたり量×いくつ分
2つ/ひき×3びきというイメージ。
カーテンを少しずつずらしていく・・・。

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 お耳は2つ!        お耳は4つ!        そして・・・

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「わ~!耳がひとつ欠けている!」(大爆笑!)

かけ算は、1あたりといくつ分という異種の量の未知の演算。

「うさぎさんにはお耳が2つ」(1あたり量=内包量 数えられません)
「3びきではお耳はいくつ?」(現実にあるわけではない=未知。だから3びきのうさぎは耳を隠す。
            そして数えられる=外延量)
2つ/ひき×3びき・・・という式が成立する。
内包量と外延量を操作する未知の演算がかけ算なのです♪

夏太郎、きょうちゃん、りんちゃんの絵を合わせると、カーテンを動かすというイメージになるね(^^♪
次回は、かけ算の式とシェーマ化(反具体物)です。

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そして、みんなの投票により、みごとうさぎちゃん大賞をゲットしたのは、のぶちゃん!
ナスカの地上絵のキーホルダーが賞品です。
おめでとう(^^♪

・ジャパンフレネあれこれ

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ななみちゃんがラ・フランスを持ってきてくれました!
ありがとう♪
エイドリアン先生にもおすそ分け。

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制服向上委員会のメンバー、レイちゃんの姫路巡業のお土産。
イエスノークイズで当てます。

「それは食べ物ですか?」
「甘いですか?」
「一番上にチがつきますか?」
「わかった!」

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水曜日のお料理の授業は、うどんスキ!みんなで調理します。

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オーガニックのりんちゃんは、お肉を入れない一人鍋(^^♪

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ブラボーな美味しさ!

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エイドリアン先生の英語講座♪
カードをめくり、絵の中のものを英語で言います。
I can see a fish  I can see a book

数の始まり第2弾!他あれこれ(^^♪

朝日小学生新聞などをまったりと読み、朝のミーティングが始まるのを待っています。

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● 押してもダメなら、引いてみな-一緒に考えてください

ある風船会社で風船の新作ができた。
いくらふくらせても、どんどん伸びる風船だ。
ところが、風船をふくらませる実験を行ったのだが、その風船は、ある大きさ以上ふくらまなかった。
どうしてだろう?イエスノークイズで考えよう!

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「風船がわれちゃったの?」
「いや、それは関係ない」
という事で、2チームに分けて作戦会議!






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「風船は、外でふくらませましたか?」「いいえ」
「膨らませた場所は、密室ですか?」「まあ、普通の部屋だね」
「ああ!もしかして?その部屋は小さいですか?」「いいえ、普通」
「わかった!」

読者の皆さん、わかりましたか?
答は、ここには書きません。



【数の始まり(2)-小数と分数】

 はんぱの長さを求める

「紙のテープがあるんだけれど、・・・。1メートルとはんぱがあるよね」
この半端の長さをどうやって求めるか?

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「おっ!ちょうど、ちいぼうの身長ぐらいだね」
「ぼくの身長は、1メートル20センチぐらいずら」
「あのね、ものさしは目盛りがついていないからね」








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「1メートルの物差しを10個に分けてさ・・・」
「つまりこういうことだろ」
夏太郎の意見をユウヤが補完。
もとの量を10分割したものではんぱを測る。
またはんぱがでれば、10分割したものをさらに10分割する。

基準量を10分割した長さで、はんぱを測る→小数の誕生!

「他の測り方ある?」
「1メートルを10に分けた一つを1/10にする」
「1/10って、なあに?」
「???」

「あのさ、こういうやり方でいい?」
またまた、夏太郎、登場!

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「このはんぱで、1メートルを測るの」

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はんぱで基準量1メートルを測る→分数の誕生!
はんぱ4つ分で1メートルになったら、それを1/4メートルと表現する。

小1~中1まで一緒に授業。なので、ここは概念形成だけで、終了。
後は、各学年レベルでの学習に進む。

 量分数と割合分数

「2本のようかんがあるよ。これを3人でわけるの」

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ちいぼう、ようかんをわける。

「これって、一人当たり何本って言えばいいの?」

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「全体の3分の一だから、1/3本」
京ちゃんの意見に対し、
「6つに分けたうちの二つだから、2/6本。でも、結局、同じこと」

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「1本のようかんを3人に分けたら1/3本、2本のようかんを3人にわけても1/3本。これって、おかしくない?」

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2本のようかん全体を1と見れば、これは全体の1/3→割合分数
※ 1/3本とは表現できない

1本のようかんを3人にわけると1/3本→量の分数
これが2本分なので、2/3本

「ああ!そういうことか」
納得(^^♪


今から35年前、和歌山県白浜温泉の白浜第2小学校で同じ授業をしたことがある。
4年生30人全部が1/3本と答えた。
「へ~、ようかん1/3本ほしいと言われたら、どうするの?」
「小さい方の1/3本をあげます」

日本の算数教育は、割合分数と量分数をごちゃ混ぜにしてスパイラルで教え込む。
だから、こういう間違いが起きる。嗚呼!無情!

● 算数って、こえ~!

このあと、拙著『はてなし世界の入口』(福音館書店)の読み聞かせ。
小数・分数と無限を絡ませる。

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百年に一度舞い降りる天女の羽衣が岩にすれて、岩が次第に小さくなっていくような時間。
糸をよったロープを一瞬で切るが、よられた糸が一本ずつ切れていく短い時間。





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1/2+1/4+1/8+1/16+1/32・・・
こうやって分母を倍々にしてたしていくと、どうなるかな?
「どんどん増えていくよ。すごくでっかい数になるんじゃない?」

ところが図で見てみると・・・?
数は、1に収束していく!

「すげえ~!算数って、こえ~!」
じゅいが大きな声を出し、驚いていました♪

次回は、かけ算の意味。
「ちいぼう、こういう計算できる?」

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「できるよ!」
う~ん・・・と考え、ちゃんと計算できました。
「じゃあ、次はかけ算を教えてあげるね」
「うん!」

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嬉しそうなちいぼう(^^♪

かけ算が終わったら、かけ算の下敷きをあげるね!






次回は、かけ算の意味を考えます。

● 不思議な形を作る→京ちゃん→40年前の思い出

『数学教室』に掲載されている不思議な形を作りました。

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この形を作ったら継ぎ目がない正六面体のミノルキューブに入れますが、京ちゃん、それを入れる箱を作っています。

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こういうのって、すごく嬉しい!
授業を大切にしてくれる気持ちが伝わってきます。
ありがとう!京ちゃん♪

それで思い出した!40年前の授業!





ぼくのデビュー作、『面積屋敷のたんけん』の授業。

※ 埼玉県教研で正会員に選出され、沖縄で行われた全国教研に行きました。
教科書を使わない『探険シリーズ』として注目され、教育誌『ひと』に掲載。『ひと』誌上、最長の実践記録です。

その授業でクレヨンを使って面積の指導をしたんだけれど、そのクレヨンを大切に思った子どもたちが、グループに一つクレヨン入れを作った。ものすごく嬉しかった。そのクレヨンとクレヨン入れ、今も持っています。あの時の教え子たち、学級通信の名前をもじって『風の子集団』を名乗っていました。
かれら彼女ら、もう50歳になろうとしています・・・。

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これが、そのクレヨン入れです♪♪

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不思議な形、できました!

 ジャパンフレネあれこれ

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クリスマスアドベントカレンダー♪  算数の授業で使うタイルを修正してくれました。ありがとう!

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本日のJFを書いて帰ります  お弁当屋さんでカレーうどんを♪   お料理の授業の食材

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今日も一日楽しかった(^^♪

行ってきました!アンデスの授業を4回やって、準備万端(^^♪
しかし、行ってみて・・・、インカ帝国だけの展示だけではなく、チムー文化・シカン文化・チャンカイ文化などの流れの中で、インカ帝国は最後の方にちょっとだけ・・・。そこが残念だったなあ・・・。

● 南米歴4回の木幡がガイド役?

混みそうだったので、いつもより早い時刻に上野駅公園口に集合!
ゴッホ展はじめ北斎展や運慶展で上野の森は、ごった返しています。

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遅れてくる人もいますが、まずは会場に!

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珍しい首折り像・・・    この二人は、音声ガイドを耳に当て、じっくりと見学

 

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ナスカやチャンカイの織物が素晴らしい!チャンカイの織物は、リマの天野博物館から・・・。
初めて天野博物館に訪れた時は、ちょうどフジモリの大統領就任式が行われていて、ハポネスは大人気だった。天野博物館で心理学者の岸田秀に会って驚いたが、フランスのストラスブール大学でフジモリと学友で、就任式に招待されたんだね。





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ナスカの土製鉢 
 
アルパカの繊維を巻いた楽器(ウリ文化) 

金の胸飾り(シカン文化)




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ナスカ文化の後のウリ文化のミイラ
8世紀~9世紀頃

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遅れてきたちいぼうと一緒にお昼ご飯。いつもは修学旅行生でごった返す休憩所もスキスキでした(^^♪







公式ガイドブックの写真担当は、ペルー在住の写真家義井豊さん。26年前の教え子のお父さんでした。








● 既成のNIEを超えましょう!

『NIE(Newspaper in Education)―教育に新聞を!』
アメリカで1930年代で始まり、日本では1985年静岡県で始められた教育実践。
新聞を読み比べたり、テーマをみつけ、ディベートしたり・・・。とにかく、何か身に着けさせる、意味を持たせるなどという教育的色彩が強くなると、とたんに面白くなくなる。

新聞を使っての授業は、大昔から行ってきたが、学校という空間で教育色を出すと、途端に色あせてしまう。つまり、「ためになるほどつまらない」・・・。そういうNIEは嫌いです。
すごい!おもしろい!そう思ったことを伝えて、考えてくれれば、発展させてくれれば儲けもの。
そんな新聞の授業をいつも考えています。


● イエスノークイズからスタート!

「ものすごく感動した新聞記事があったんだ。それで授業するから、どういう記事の内容か、あててごらん」
おなじみのイエスノークイズ。

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「それは、食べ物に関係していますか?」「いいえ」
「スポーツに関係していますか?」「はい!」
「オリンピックの種目にありますか?」「いいえ」
「ボールを使いますか?」「いいえ」

こんな感じで、想像力を働かせながら、イメージアップ!
「登ったりしますか?」「はい、そういうこともあります」
「一番上の言葉に『ボ』がつきますか?
「ボ?どういうスポーツを考えているの?」「ボルダリング」


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「グラウンドで走ったりしますか?」「いいえ」
「陸上競技じゃないんだ・・・」
「さっぱりわからん・・・」
「ギブアップ?」「いや、降参しない!」と、ちいぼう。
さらに質問が続き・・・。

「なだらかなところを登ったりもしますか?」「はい」
「何となくわかってきた・・」
「りんちゃんが、ひと月に一回くらい、やっていますか?」「はい!」

「大体わかった!一番上に『と』がつきますか?」「はい!」
「二番目は。『ざ』ですか?」「はい!」
「わかった!」
「まだわからないよ・・・」
ちいぼうのために、あれこれ質問が出て・・・。

「いっせ~の~せ!登山!」
ここまでかかるのに15分・・・。


「早稲田大学の山岳部がヒマラヤ山脈の未踏峰登頂に成功したんだ」

三角形だけを使って世界地図を描き、ヒマラヤの位置を確認。

● 大陸移動説への発展

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「ヒマラヤ山脈って、今のインドが移動してできたんだよね」
知識としては、知っているみたいだ。
「じゃあ、どうやってヒマラヤ山脈ができたの?」
「ぶつかって、盛り上がったんだよ」

「そういうことを初めて言い出した人って、誰だか知っている?」

アルフレッド・ウェゲナーの大陸移動説を紹介。


アフリカ大陸の西側の凹みと、南米大陸の東側の出っ張りがうまく重なることに着目。
元々一つだった大陸が移動した?

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「えっ!地図を切っちゃうの!」
「俺、そういう人だから。必要なところだけ、本を破いたり、書き込みしたり・・・」

地図を切ってアフリカと南米をくっつけてみる。



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な~るほどと、ちいぼう、納得。







このあと、考えたこと・・・。

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← エベレストの登頂者数の予想。
何と、ノーマルルートには、固定ルートが張り巡らされ、年間数百人の登頂者が!

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世界七大陸最高峰の確認。中学生は、スマホ・タブレットを持ってきているので、簡単に確認。








● 未踏峰登頂の偉大さとは何か?

「ところで、ヒマラヤの未踏峰ってどれ位あると思う?」
これは、全く見当がつかない。
新聞記事によれば、ネパール政府が3年前に登山を解禁したのは104座。

「未踏峰に登ったことが、何でこんなに話題になるの?」
「崖があったりして、大変だから」
「登りにくい山だからかなあ」
「大変なのは、地形的なことだけなの?」
「ああ、無情報だから大変ってことか!」と、ゆうや。

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ここから、新聞を読み聞かせる。
全く先が見えない、読めない。そこを進んでいく勇気!
往復26時間、プレッシャーの中での頂上アタック。
しかも寝ないで・・・。感動した!だから、授業にした。





通常は、新聞を読んであれこれ考える。しかし、逆ルートもある。
あれこれ考え、想像してから新聞を読む。



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今回は、これが面白かった!すごいと思った!
で、すぐ、子どもたちと授業した(^^♪

ヒマラヤ「未知」の未踏峰登頂
情報のない6000m級 早大隊成功
(朝日新聞 11月8日)

授業は、まだまだ続き、可能性がある。
情報がない未踏峰にチャレンジした先達・・・。

エベレスト初登頂、ニュージーランドのヒラリー以前、1924年6月、イギリスのマロリーは頂上付近で行方不明になる。頂上に到達したかどうか今も議論になっている。そんな話もした。
子どもたちは、こういう授業が大好きだ(^^♪

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←マロニー

「ちいぼう、早稲田大学に入学し、山岳部に入りなよ。そしてヒマラヤの未踏峰に登ってよ。それまで俺は生きていられるかなあ」

「ちいぼう、宇宙飛行士になりたいんだけれどなあ・・・」




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複雑な顔をして、まじにかんがえていたちいぼうでした・・・。

ジャパンフレネあれこれ(^^♪

● おでんの前のスライドシヨー

昨日行ったアンデスの授業の補足・・・。

※ ジャガイモを栽培するときの注意
 「同じ種類を植えない」→天災の時の全滅を防ぐため

※ ジャガイモを食べる時の注意
 「芽を取る」→野生のジャガイモを品種改良し、毒素が少ないジャガイモを・・・。
        →毒消しも食べる(ある種の粘土を食べていた)

こんなことを確認した後、アンデス地方のスライドを観る。
今回は、1992年のボリビアのポトシ&スクレ&タラブコ&ラ・パス&アマンタニ島(チチカカ湖)。
そして、1994年のエクアドルのクェンカ・・・。

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これから、始まるよ!
それにしても、風邪が流行ってきた。

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アマンタニ島の波止場。
と言っても、大きな石を積み上げただけ・・・。宿泊施設は、ない。
物々交換で交渉し、民家に泊めてもらった。







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ポトシの鉱夫。真っ暗な坑道の奥、一人で岩を掘っている。
「何で、右の頬っぺたが膨らんでいるの?」
「歯が痛くて、腫れているのかなあ?」

空気が薄いので、気つけとしてコカの葉っぱを噛んでいる。




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政令上の首都、ボリビアのスクレから車で2時間・・・。
タラブコの日曜市。日本人は、ほとんど行かない。
「これな~んだ?」
「コンクリートの敷石?」

近くで採れた岩塩です!
ってことは、「ここって海だったの!」



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「ガオー!」

ちいぼうがスクリーンの前でいたずらするので、影絵の狼に噛みつかれそうになっています。





● おでんが美味しくできました♪♪

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おでんだけでお腹いっぱい!
それでも大鍋に半分残っています。
ご飯を五合炊いたけれど、ほとんど残り・・・。
ちいぼう、お代わりしてご飯も残さず食べました!偉い!

● ミーティングで・・・

「何か言いたいことある?」
「とりあえず、スマホをいじらないようにしよう」(ちいぼう)
「はい!とりあえず、ちいぼう、口の中に指を入れないようにしよう」(爆笑)

「とりあえず、みんなが仕事をしている時、マンガを読むのはやめよう。わかった?」
「うん、わかった」(夏太郎)
「おっ!わかったって言ったな!みんな聞いたよね?」
「うん、聞いた聞いた!」(爆笑)

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フレネ憲法を守れない時は、軽く手で頭をペチコすることになりました。
「ペチコ!」







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RAYと、その仲間たち!
みんな、仲良しです(^^♪

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ミーティングで忘れ物をしないよう確認したばかりなのに・・・。
家の鍵が入ったお財布を忘れていった者あり・・・。


【数の始まり】(1)

● 羊飼いの方法

自然科学系中心のエポックに入りました。
1対1対応から数の始まりを考え、小1・小3・小5・中1の各分野へ分かれていきます。
本日と2回目までは、小1~中3までの合同授業です。

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本日は、小1~中3までジャスト10名の参加♪

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 昔々、ひとりの羊飼いががいた。
毎朝、何百頭もの羊を草原に放し、夕方には小屋に連れ戻るという暮らしだった。
この羊飼いは、数え方を知らなかった。
羊飼いは羊が全部ちゃんと戻ってきたか、どのようにして確認していたのだろうか?

拙著『秋山仁先生のたのしい算数教室』(ポプラ社全10巻の第1巻)

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「羊にさ、それぞれ色を付けて置けばいいんじゃない?」(爆笑)
夏太郎の意見に、「おいおいおいおい、何百頭もいるんだよ」(笑)
またまた、夏太郎、「顔を覚えて置けば?」(笑)
「三毛猫じゃないんだよ」(爆笑)

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5名ずつの2チームにわかれて考えてみる。
異年齢集団なので、ペアはできません。

面白い考えが出て来るかな?





「羊に洋服みたいのを着せて、帰ってきたら脱がせるの。それを積み上げて一定の高さになれば、羊がちゃんと帰ってきたのがわかると思う」
京ちゃんの考えに、じゅい、「なるほど!最初に着せておいたのを脱がせて、帰ってきた時に着せるのは?」
「そのほうがいいかも!」
「着せたり脱がせたりするのは大変だから、洋服でなくてもいいよね♪」

これでほぼ正解!

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羊飼いは、朝、羊が小屋から1頭出るたびごとに、小石を1個皮袋に入れていった。そして夕方、羊が1頭帰ってくるたびに小石を1個ずつ袋から取り出したのだった。袋がからになったら、すべての羊が無事に帰ってきたことになる。

数を知らなくても、この方法は、羊の無事を確認するという目的をかなえる素晴らしい方法だ。
このやり方の中には、ものを数えたり、量の大きさをあらわしたりするうえで、とても大事な考え方がかくされている。

石の代わりにつまようじでも綿棒でも、何でも構わないよね♪

● 1対1対応→量と順序→インドアラビア数字の意味

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左の羊はりんごや自動車に置き換え、同じ量だという事がわかる。
このように羊1頭を小石1個や車1台に置き換える方法を1対1対応という事を確認。
これが数の始まりのベース!

「一番左の列だけ見て、これを日本語では『いち』。英語では?」
「ワン!」
「フランス語では?」
「アン!」
「よく知っているね♪」

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続いて1対1対応の第2ラウンド!

山の木の数をどう数えるか?
木下藤吉郎の方法・・・。
「ひもでしばっていけばいいんだよ♪」
もう簡単だね。ひもをたくさん用意して、1本ずつ全ての木に結び、残りのひもの数を数えれば、山の木の総数がわかる。
これも1対1対応!


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量的な数のとらえ方と順序的な数のとらえ方の違いも抑えなければならない。

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さらにインドアラビア数字も量的な意味があることをイメージし、タイルに置き換える。

「あ!角の数を表しているのか」






● 『じゅうに』は、どうして12と書くのか?102じゃないのか?

「10(じゅう)2(に)→102って書いていいんじゃない?」
「だめ!」と、小1のちいぼう。
「どうして?」
「・・・、ダメだから」

だ~れもきちんと説明できません。

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タイルが十個集まると隣の部屋に移動して、1本と2個だから12になるんだね。本のタイルが十本集まるとさらに隣の部屋に移動して1枚。
102は1枚0本2個という意味。
「わかった!」
「そういうことね♪」

十進数!!!!


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十進数以外にも十二進数や六十進数もあるね♪
面白かったのは、「靴下二つで1足!」と言った夏太郎。
こういうセンスいいよね(^^♪
これは二進数だ!

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太平洋のある島では、
1はウラパン
2はオコサ
3はオコサ・ウラパン(2+1)
4はオコサ・オコサ(2+2)

これも二進法!



ここまで、びっしり60分=1時間の六十進数の授業でした!
みんな頑張りました♪

【アンデスの授業】(3)

● アンデス山脈に住む人々の主食は?

「アンデスに住む人の主食は何だろう?」

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リマ→クスコ→ラ・パス→サンタクルスに至る断面図を描き、クスコ→ラ・パスに住むインディヘナの主食は何かを考える。

「高いところに住む動物の肉じゃない?」(のぶちゃん)
「リャマとかアルパカ?」
「3000m以上だから、あまり作物採れないんじゃないの?だから、草みたいのを食べる」(夏太郎)
「高山だから、寒いし・・・、そういう気候に強いのはジャガイモだと思うな」(ゆうや)
「パンはないよ。小麦は無理」

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子どもたちは、圧倒的にジャガイモを主張。
左の本の中から、野生のジャガイモの話→気候&地下茎からの適応性などを説明。

高さによって栽培する作物も違う。トウモロコシは、もう少し低い土地。さらにジャガイモも多種類を栽培する。同品種だと一挙に全滅する可能性があるからだね。




「収穫したジャガイモは、どうやって保存するの?」
「冷蔵?」
「高山の冬は、マイナスになるんだよ」
「え~!」

ジャガイモを外に出して置き冷凍→昼間溶ける→冷凍→溶ける

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ブヨブヨになったジャガイモは、つまむと水分が飛び出る。踏みつけて水分を抜き取る。
「ひぇ~!」
まあ、フリーズドライ的に乾燥させて保存するんだね。それを水で戻す。現地では、チューニョと呼ばれている伝統的な方法。




● 金持ちはどこに住むか?

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ボリビアの首都ラ・パスはすり鉢状の底3600m。
国際空港のあるエルアルトは4061m地点。世界最高所の空港。

「金持ちは、どっちに住むと思う?すり鉢の底?平原部のエルアルト?」
「エルアルトだと思う。景色とか、いいから」
「買い物とかに便利だから、底の部分」
「空気が濃い所に住むと思う。底だと思う」



初めてラ・パスに行った1988年、リマから飛んだ。
エルアルト空港に降り立った途端、何か変・・・。
ふらふらする。苦しい・・・。

その時、声をかけてくれたのは、ラ・パス在住のトシさんこと藤本俊彦さん。
「日本の方ですか?」
「何か変なんですよ・・・」
「ああ、それ高山病ですね」
降り立った途端、一発で高山病・・・。

金持ちは低い土地に住む。

現在、ラパスよりエルアルトの方が人口が増加している。
ラ・パス周辺から低所得層が集まっているのだ・・・。

● スライドショー!

今回は、ペルーとボリビアの国境、汽船が浮かぶ世界最高所の湖チチカカ湖周辺のスライドを観る。
ペルー国境の町プーノ、そしてアマンタニ島・・・。
1992年当時、ガイドブック『地球の歩き方』にはアマンタニ島の記述が載っていなかった。
つまり、ほとんど日本人が足を踏み入れていないという事だ。

アメリカのガイドブックうを見せてもらい、物々交換で民家に泊めてもらった。
電気も水道もない島だった。あれから25年、泊めてもらった民家のラスカル少年も35歳になっているはずだ・・・。
日没時、風のひゅるるという音しか聴こえてこない島、アマンタニ・・・。もう一度行きたいなあ・・・。

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「すげえ!」
「行きたいなあ!」

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ラスカル少年と兄弟姉妹たち。
どうしているかなあ・・・?

ここまで、またまた60分!
 じゅんせいが来た!

OBじゅんせい(中1)が遊びに来た。しかも、お土産付きで!学園祭の代休だそうだ。
引っ込み思案だったじゅんせいが演劇部で頑張っているという。嬉しい限りだ(^^♪

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お土産は、都電最中!
「やっぱり、心より形だよね」(爆笑)
この最中、包装紙が双六になっていて、紙製のさいころ付き。

じゅんせいも交えて、ミーティング。
明後日のお料理の授業、おでん種をあげる。
「たまご、食べたい人?」
「は~い!」
「じゅんせい、君は水曜日学校だから」(爆笑)

 観てきた映画でミニ授業 『ヒトラーへの285枚の葉書』

土曜日、映画を二本観てきた。そのうちの1本からミニ授業・・・。

時は1940年、ナチスドイツがフランスに勝利し、沸き立つベルリン。
軍需工場の職工長夫妻に一人息子の戦死の報が届く。
一介の労働者は、ここで今までの事を顧みる・・・。

国は平然と一通の軍事郵便と引き換えに若い命を貢物にする。
国家とは?ヒトラーとは?密告とユダヤ人迫害、ゲシュタポと強制収容所・・・。

当時の時代背景を確認し、みんなに質問する。
「この父親は、ヒトラー政権に対し、その非道さを訴えるためにどういう行動をとったと思う?」
「演説するとか」
「デモをする」
「そういうことをしたら、すぐつかまっちゃうよ」
「イエスノークイズで答えるね」

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「何か機械を使いますか?」
「紙を使いますか?」
「鉄製品を使いますか?」

いろいろな質問が出て来るが・・・。
「テーマが重すぎて、出てこないよ」




「何か、手紙を書くのかな?」と、りんちゃん・・。
そうなんです!ポストカードにヒトラー政権批判の文章を書き、それを公的施設の階段にそっと置いて立ち去る。たったそれだけのちっちゃな行動・・・。

「総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」

知識人でも政治的背景を持つのでもなく、まっとうな人間として生きていくための小さな反逆・・・。
その手紙の数は285枚・・・。二年間も書き続けたが、執拗なゲシュタポの追跡についに逮捕され、斬首刑に処される。

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これは、ハンペル事件といって、ベルリンで実際に起きた事件。
ゲシュタポの資料を手に入れたドイツの作家ハンス・ファラダが1946年、たった4週間で書き上げ、その三か月後に亡くなった。
簡単にストーリーを説明したけれど、子どもたち、真剣・・・。





事実を知る事が無ければ、思考することはあり得ない。
この映画を見た後、すぐ、原作を買い、読んでみた。
『ベルリンに一人死す』 ハンス・ファラダ (みすず書房 4,860円)
原作も素晴らしい!2段組600ページ以上だけれど、一気読み。
この本は、発表後70年経って、ようやく和訳された。

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重いテーマだったけれど、じっくり考えたね。
映画も原作もお勧めです。

※ 映画『ヒトラーへの285枚の葉書』
下高井戸シネマで11月10日(金)まで。
中3レイちゃん、観に行くそうです。

新聞を読む・・・、他あれこれ(^^♪

 子どもが少なく、新聞を読みました

会員数が増え現在15名。10名限定ですが、どうしてもお断りできない事情の方もいて・・・。
ただし、いつも15名全員が来るわけではないので、何とか授業できています。10名くらいがちょうどいい。8名だと少ない感じ。

今日は子どもの数が少ないので、新聞をネタにあれこれと・・・。

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「お~い!みんな集まって!ミーティングをするよ」
むにゅむにゅしていた仲良しメンバーがわらわらと集まり、毎朝恒例のミーティング。

「遅刻者もいて、人も少ないから予定した授業ができないんだよ。三連休、どこかに行く?」
「う~ん、稲刈りに行くでしょ・・・」
「多分、家でだらだら」
たわいもないことをあれこれと・・・。

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「みんなの家で、新聞を取っているかな?新聞はテレビのニュースと違って、自ら読む姿勢がないと伝わってこないんだよ。新聞は、文化を運んできてくれるから、新聞を読む習慣をつけなきゃだめだよ」
第1面から、紙面を順に読んでみる。
NIE(Newspaper in Education)みたいに完全に記事を読み説くのではなく、陽だまりでおじいさんが老眼鏡をかけてゆったりと新聞を読む・・・。そんな感じでいいと思う。

それにしても暗いニュースが多い。
「第1面で明るいニュースあるかな?」

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「これ、明るいんじゃないかなあ?」
きょうちゃんが指さしたのは、国立科学博物館で行われている『アンデス展』
来週、行くんだよね♪

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「あ!肝油ドロップの記事もある」
フレネにおいてある二缶の肝油ドロップ、ゲームの商品としてふた粒あげます。昔から、肝油は鳥目に効くと言われてきました。






カタルーニャ州独立運動の記事では、スペイン人民戦争のお話。
新aiboと人工知能、新宿で行われている戦後の焼け野原輝く子の写真展。

新聞は知識と文化の宝庫です!新聞をきちんと読む大人になってね♪

● アンデスミニ授業

子どもの数が少なかったけれど、アンデスのミニ授業(^^♪
先日見せたスライドの中に移っていたクスコの12角の石を再確認、さらに『たくさんのふしぎ』の写真を見る。

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「どうしてこんな複雑な形に石を切って組み合わせているの?」
「地震で揺れた時に崩れないようにしているんじゃない?」
「この前、アンデスも地震帯っていってたでしょ」

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クスコのサンフランシスコ寺院の土台は、インカ帝国が作ったもので、スペインは土台の上に寺院を作ったが、寺院は地震で壊滅。しかし、インカ帝国が作った石組はそのまま残っていた。






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プレインカ、今から5000年前のペルーのピラミッドは網袋に詰め込まれた石で建てられている。
これも地震の被害を軽減するものと言われている。







「インカ帝国には、文字がなかったんだよ。だから、これらについて記されているものは残っていないんだ。インカ帝国の皇帝が捕まったというニュースは、どうやってインカの隅々にまでつたわったの?」
チャスキという飛脚がいてインカ道を走って伝えたという。
知れば知るほど、アンデスは面白い♪

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チャスキがどれだけ正確に伝言を伝えられるか?
伝言ゲームで試してみましたが・・・、全然違うことになっていて大笑い(^^♪








 エイドリアン先生の英語講座

サイコロ5個を振る。ポーカーのカードゲームになっていて、出てきたサイコロの面でいろいろな役ができる。対抗戦で一人一人振り、負けたら数字カードを引き、そこに出ていた数だけアルファベットカードを引く。最初のアルファベット文字から始まる単語を言わなければならない。

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今日は、この構文を教わりました
毎週水曜日は、お料理の授業(^^♪
シンプルなものに人気あります。

● 高級納豆と高級卵、ご飯も新米

豆腐と油揚げ、わかめに長ネギのみそ汁を作れば、後は好みの納豆と卵を選ぶだけ(^^♪

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最高級!京都の小粒納豆をじゃんけんでゲットしたのは、ちいぼう!納豆には、昆布の水塩をかけるだけで美味しい!

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  朝採り新鮮地玉子     このシンプルさがたまりません  デザートは高知の新高梨

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皆さん、黙々と食べています(^^♪







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食事の後は、それぞれの仕事(^^♪
本日も平穏なり、亦、楽しからずや
ヨーロピアンシネジャズを聴きながら・・・


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