『数の始まり&アンデスの授業』♪♪合わせて充実の120分!

【数の始まり】(1)

● 羊飼いの方法

自然科学系中心のエポックに入りました。
1対1対応から数の始まりを考え、小1・小3・小5・中1の各分野へ分かれていきます。
本日と2回目までは、小1~中3までの合同授業です。

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本日は、小1~中3までジャスト10名の参加♪

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 昔々、ひとりの羊飼いががいた。
毎朝、何百頭もの羊を草原に放し、夕方には小屋に連れ戻るという暮らしだった。
この羊飼いは、数え方を知らなかった。
羊飼いは羊が全部ちゃんと戻ってきたか、どのようにして確認していたのだろうか?

拙著『秋山仁先生のたのしい算数教室』(ポプラ社全10巻の第1巻)

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「羊にさ、それぞれ色を付けて置けばいいんじゃない?」(爆笑)
夏太郎の意見に、「おいおいおいおい、何百頭もいるんだよ」(笑)
またまた、夏太郎、「顔を覚えて置けば?」(笑)
「三毛猫じゃないんだよ」(爆笑)

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5名ずつの2チームにわかれて考えてみる。
異年齢集団なので、ペアはできません。

面白い考えが出て来るかな?





「羊に洋服みたいのを着せて、帰ってきたら脱がせるの。それを積み上げて一定の高さになれば、羊がちゃんと帰ってきたのがわかると思う」
京ちゃんの考えに、じゅい、「なるほど!最初に着せておいたのを脱がせて、帰ってきた時に着せるのは?」
「そのほうがいいかも!」
「着せたり脱がせたりするのは大変だから、洋服でなくてもいいよね♪」

これでほぼ正解!

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羊飼いは、朝、羊が小屋から1頭出るたびごとに、小石を1個皮袋に入れていった。そして夕方、羊が1頭帰ってくるたびに小石を1個ずつ袋から取り出したのだった。袋がからになったら、すべての羊が無事に帰ってきたことになる。

数を知らなくても、この方法は、羊の無事を確認するという目的をかなえる素晴らしい方法だ。
このやり方の中には、ものを数えたり、量の大きさをあらわしたりするうえで、とても大事な考え方がかくされている。

石の代わりにつまようじでも綿棒でも、何でも構わないよね♪

● 1対1対応→量と順序→インドアラビア数字の意味

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左の羊はりんごや自動車に置き換え、同じ量だという事がわかる。
このように羊1頭を小石1個や車1台に置き換える方法を1対1対応という事を確認。
これが数の始まりのベース!

「一番左の列だけ見て、これを日本語では『いち』。英語では?」
「ワン!」
「フランス語では?」
「アン!」
「よく知っているね♪」

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続いて1対1対応の第2ラウンド!

山の木の数をどう数えるか?
木下藤吉郎の方法・・・。
「ひもでしばっていけばいいんだよ♪」
もう簡単だね。ひもをたくさん用意して、1本ずつ全ての木に結び、残りのひもの数を数えれば、山の木の総数がわかる。
これも1対1対応!


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量的な数のとらえ方と順序的な数のとらえ方の違いも抑えなければならない。

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さらにインドアラビア数字も量的な意味があることをイメージし、タイルに置き換える。

「あ!角の数を表しているのか」






● 『じゅうに』は、どうして12と書くのか?102じゃないのか?

「10(じゅう)2(に)→102って書いていいんじゃない?」
「だめ!」と、小1のちいぼう。
「どうして?」
「・・・、ダメだから」

だ~れもきちんと説明できません。

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タイルが十個集まると隣の部屋に移動して、1本と2個だから12になるんだね。本のタイルが十本集まるとさらに隣の部屋に移動して1枚。
102は1枚0本2個という意味。
「わかった!」
「そういうことね♪」

十進数!!!!


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十進数以外にも十二進数や六十進数もあるね♪
面白かったのは、「靴下二つで1足!」と言った夏太郎。
こういうセンスいいよね(^^♪
これは二進数だ!

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太平洋のある島では、
1はウラパン
2はオコサ
3はオコサ・ウラパン(2+1)
4はオコサ・オコサ(2+2)

これも二進法!



ここまで、びっしり60分=1時間の六十進数の授業でした!
みんな頑張りました♪

【アンデスの授業】(3)

● アンデス山脈に住む人々の主食は?

「アンデスに住む人の主食は何だろう?」

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リマ→クスコ→ラ・パス→サンタクルスに至る断面図を描き、クスコ→ラ・パスに住むインディヘナの主食は何かを考える。

「高いところに住む動物の肉じゃない?」(のぶちゃん)
「リャマとかアルパカ?」
「3000m以上だから、あまり作物採れないんじゃないの?だから、草みたいのを食べる」(夏太郎)
「高山だから、寒いし・・・、そういう気候に強いのはジャガイモだと思うな」(ゆうや)
「パンはないよ。小麦は無理」

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子どもたちは、圧倒的にジャガイモを主張。
左の本の中から、野生のジャガイモの話→気候&地下茎からの適応性などを説明。

高さによって栽培する作物も違う。トウモロコシは、もう少し低い土地。さらにジャガイモも多種類を栽培する。同品種だと一挙に全滅する可能性があるからだね。




「収穫したジャガイモは、どうやって保存するの?」
「冷蔵?」
「高山の冬は、マイナスになるんだよ」
「え~!」

ジャガイモを外に出して置き冷凍→昼間溶ける→冷凍→溶ける

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ブヨブヨになったジャガイモは、つまむと水分が飛び出る。踏みつけて水分を抜き取る。
「ひぇ~!」
まあ、フリーズドライ的に乾燥させて保存するんだね。それを水で戻す。現地では、チューニョと呼ばれている伝統的な方法。




● 金持ちはどこに住むか?

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ボリビアの首都ラ・パスはすり鉢状の底3600m。
国際空港のあるエルアルトは4061m地点。世界最高所の空港。

「金持ちは、どっちに住むと思う?すり鉢の底?平原部のエルアルト?」
「エルアルトだと思う。景色とか、いいから」
「買い物とかに便利だから、底の部分」
「空気が濃い所に住むと思う。底だと思う」



初めてラ・パスに行った1988年、リマから飛んだ。
エルアルト空港に降り立った途端、何か変・・・。
ふらふらする。苦しい・・・。

その時、声をかけてくれたのは、ラ・パス在住のトシさんこと藤本俊彦さん。
「日本の方ですか?」
「何か変なんですよ・・・」
「ああ、それ高山病ですね」
降り立った途端、一発で高山病・・・。

金持ちは低い土地に住む。

現在、ラパスよりエルアルトの方が人口が増加している。
ラ・パス周辺から低所得層が集まっているのだ・・・。

● スライドショー!

今回は、ペルーとボリビアの国境、汽船が浮かぶ世界最高所の湖チチカカ湖周辺のスライドを観る。
ペルー国境の町プーノ、そしてアマンタニ島・・・。
1992年当時、ガイドブック『地球の歩き方』にはアマンタニ島の記述が載っていなかった。
つまり、ほとんど日本人が足を踏み入れていないという事だ。

アメリカのガイドブックうを見せてもらい、物々交換で民家に泊めてもらった。
電気も水道もない島だった。あれから25年、泊めてもらった民家のラスカル少年も35歳になっているはずだ・・・。
日没時、風のひゅるるという音しか聴こえてこない島、アマンタニ・・・。もう一度行きたいなあ・・・。

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「すげえ!」
「行きたいなあ!」

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ラスカル少年と兄弟姉妹たち。
どうしているかなあ・・・?

ここまで、またまた60分!

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