『ベルリンに一人死す』ーヒトラーへの285枚の葉書

 じゅんせいが来た!

OBじゅんせい(中1)が遊びに来た。しかも、お土産付きで!学園祭の代休だそうだ。
引っ込み思案だったじゅんせいが演劇部で頑張っているという。嬉しい限りだ(^^♪

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お土産は、都電最中!
「やっぱり、心より形だよね」(爆笑)
この最中、包装紙が双六になっていて、紙製のさいころ付き。

じゅんせいも交えて、ミーティング。
明後日のお料理の授業、おでん種をあげる。
「たまご、食べたい人?」
「は~い!」
「じゅんせい、君は水曜日学校だから」(爆笑)

 観てきた映画でミニ授業 『ヒトラーへの285枚の葉書』

土曜日、映画を二本観てきた。そのうちの1本からミニ授業・・・。

時は1940年、ナチスドイツがフランスに勝利し、沸き立つベルリン。
軍需工場の職工長夫妻に一人息子の戦死の報が届く。
一介の労働者は、ここで今までの事を顧みる・・・。

国は平然と一通の軍事郵便と引き換えに若い命を貢物にする。
国家とは?ヒトラーとは?密告とユダヤ人迫害、ゲシュタポと強制収容所・・・。

当時の時代背景を確認し、みんなに質問する。
「この父親は、ヒトラー政権に対し、その非道さを訴えるためにどういう行動をとったと思う?」
「演説するとか」
「デモをする」
「そういうことをしたら、すぐつかまっちゃうよ」
「イエスノークイズで答えるね」

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「何か機械を使いますか?」
「紙を使いますか?」
「鉄製品を使いますか?」

いろいろな質問が出て来るが・・・。
「テーマが重すぎて、出てこないよ」




「何か、手紙を書くのかな?」と、りんちゃん・・。
そうなんです!ポストカードにヒトラー政権批判の文章を書き、それを公的施設の階段にそっと置いて立ち去る。たったそれだけのちっちゃな行動・・・。

「総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」

知識人でも政治的背景を持つのでもなく、まっとうな人間として生きていくための小さな反逆・・・。
その手紙の数は285枚・・・。二年間も書き続けたが、執拗なゲシュタポの追跡についに逮捕され、斬首刑に処される。

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これは、ハンペル事件といって、ベルリンで実際に起きた事件。
ゲシュタポの資料を手に入れたドイツの作家ハンス・ファラダが1946年、たった4週間で書き上げ、その三か月後に亡くなった。
簡単にストーリーを説明したけれど、子どもたち、真剣・・・。





事実を知る事が無ければ、思考することはあり得ない。
この映画を見た後、すぐ、原作を買い、読んでみた。
『ベルリンに一人死す』 ハンス・ファラダ (みすず書房 4,860円)
原作も素晴らしい!2段組600ページ以上だけれど、一気読み。
この本は、発表後70年経って、ようやく和訳された。

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重いテーマだったけれど、じっくり考えたね。
映画も原作もお勧めです。

※ 映画『ヒトラーへの285枚の葉書』
下高井戸シネマで11月10日(金)まで。
中3レイちゃん、観に行くそうです。

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