学校とは全然違う読みになる―『サーカスのライオン』

● じっくり60分!

午後は絵本の『サーカスのライオン』ぶん・かわむらたかし え・さいとうひろゆき(ポプラ社)の読み聞かせ・・・。東京書籍小3(下)にも載っている絵本。

まず、背表紙を見せる。

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「どんなお話?」
「サーカスだ!」
「茶色いの動物?」
「トラかな?」
「違うよ。シマシマじゃないもん」

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表表紙を見せる。

「悲しそうな顔をしているね」
「サーカスになんかいたくないんだよ」
「なんか、かわいそうなお話みたいで、いやだなあ・・・」





簡単に言うと、サーカスの老ライオンじんざと町の少年との交流。
お母さんも病院から出てきて、ライオンの火くぐりを見に行くのを楽しみにしている。じんざ、やる気満々!しかし、前夜、少年の高層アパートから出火。じんざは、我が身を犠牲にして少年を助けて死んでしまう・・・。サーカス最後の日、めらめらと燃える火の輪・・・。ライオンは、いないが観客から大きな拍手・・・。

いわゆる、指導書の指導案を読んでみると・・・。

物語を読み、心情曲線を基に考えたことを発表し合う活動を通して、主人公の気持ちの変化を考えたり、一人一人の考え方の違いに気付いたりしながら読むことができる。


おいおいおいおい、違うだろうと思いながら、読み聞かせ・・・。

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ものすごい集中力!

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←「いわゆる教科書の指導書には、ここに書かれているようなことからじんざの気持ちの変化を読み取るって書いてあるけれど、どう思う?」
「全然違うよ」
「自己犠牲とか、そういうことじゃないと思う」
「じゃあ、どういうこと?」

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「じんざは、サバンナに戻りたかったんだよ」
「サーカスに無理矢理連れてこられたんだよ」
「じんざの幸せって何かを考えること」
「チョコレートもらってうれしいとか、サーカスでいいところをみせようとかの問題じゃない」
「じんざと少年の両方が幸せにならなきゃ・・・」

「小学校三年生の時、これをだらだらと長くやっていて、飽きちゃったんだけれど、今日はよくわかって楽しかった」
この作品で8時間~13時間も授業するってんだから、そりゃまあ、飽きるわな・・・。

最後に高村光太郎の『ぼろぼろな駝鳥』を読んでお終いにした。
お説教臭いことは一切なし。『サーカスのライオン』の少年の視点と高村光太郎のそれとは、全く違うのだが、それも言わずに終了。いつか、どこかでふと思い出してくれればいい。


『ぼろぼろな駝鳥』 高村光太郎

何が面白くて駝鳥を飼ふのだ。

動物園の四坪半のぬかるみの中では、

脚が大股過ぎるぢゃないか。

顎があんまり長過ぎるぢゃないか。

雪の降る国にこれでは羽がぼろぼろ過ぎるぢゃないか。

腹がへるから堅パンも食ふだらうが、

駝鳥の眼は遠くばかりみてゐるぢゃないか。

身も世もない様に燃えてゐるぢゃないか。

瑠璃色の風が今にも吹いて来るのを待ちかまへてゐるぢゃないか。

あの小さな素朴な頭が無辺大の夢で逆まいてゐるぢゃないか。

これはもう駝鳥ぢゃないぢゃないか。

人間よ、

もう止せ、こんな事は。


 雀の学校

京子ちゃんが朝のミーティングで発表。

「マンガこぼちゃんに出ていた『雀の学校』っていう歌を調べたら、ものすごい虐待の歌でびっくり!」


ちいちいぱっぱ ちいぱっぱ  

雀の学校の先生は  むちを振り振り ちいぱっぱ  

生徒の雀は 輪になって  お口をそろえて ちいぱっぱ  

まだまだいけない ちいぱっぱ 

も一度一緒に ちいぱっぱ  ちいちいぱっぱ ちいぱっぱ


今の子ども達、この歌を全く知らない。

鞭をもって教える=教鞭(きょうべん)

死語だ・・・。

教壇も死語なら、教師も死語?

「教師が死語なら、先生のことを何て言うの?」

「せんこー!(先公)」

これも死語・・・。


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雀の学校については、賛否両論ある。

ぼくは、賛成できないのだが、京都教育大学広報124号に『雀の学校をめぐって―教育の文化的遺産の継承をめぐって』という論文が載っている(16/30あたり)。

http://www.kyokyo-u.ac.jp/outline/pdf/kouhou124.pdf

帝国主義的歌ととらえるか?戦前の教育を画一的にとらえないという歌か(現文科省大臣)?

それにしても、ぼくが小3の時の担任は、ひどかった。鞭どころではない。

「青銅とは何か?」

ノートにその意味を書かせ、間違えていたら、1mの物差しでバンバンなぐる。

正解は、青銅=青い銅だって・・・。ざけんなよ!!!

「そのマネ、してみようか?」(爆笑)

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いや、当時は笑い事じゃなかったんだから・・・。


 長崎プロジェクト

『焼き場の少年』の写真から、来春、長崎に行こうかということで、プロジェクトチームを作ることになりました。当然、原爆も考えます。

まず、長崎と言えば?シンキングマップを作ります。

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三チーム作り、それぞれテーマを第3候補まで決めます。

「隠れキリシタンについて調べるよ」

乞う!ご期待!





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