奇跡を呼ぶおじいさんになろう!―昔話の共通点

天候が悪く、予定していたピンホールカメラでの撮影ができません。
そこで、本日もブッククラブ♪

● 絵本を持ってきてね→三冊連続の読み聞かせ

早朝、ラインで保護者や会員に連絡。
「昔話、特にじいさんばあさんが主人公の絵本を持っている方は、お持ちください」
ちいぼうやりんちゃんが絵本をたくさん持ってきてくれました。ありがとう!

今日は、この3冊を読み聞かせして、その共通点を探し出します(^^♪

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おなじみ『かさじぞう』 瀬田貞二 再話 赤羽末吉 画

大晦日、傘を売りに行ったじいさん、傘は一つも売れなんだ。
帰り道、雪の中に並んでいる6体の地蔵は雪まみれ・・・。
じいさんは、自分の傘も地蔵にかけてやる。
翌朝、新年の朝、6体の地蔵はたくさんのご馳走に、大判小判を引いてじいさんの家にやって来る。
どっとはらい。


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『おおどしのきゃく』 五十嵐七重 再話 二俣英五郎 絵

これまた、大晦日、大雪で山寺に帰れなくなった坊様を泊めてあげた爺様婆様・・・。若水を汲みに行った坊様が井戸に落ちる。着替えさせ、布団に寝せる。坊様を起こしてみると、布団の中には大判小判が!そして、隣の欲深じいさん・・・。
「きっと、ゴミとかへびとか入っているんだよ」
ページをめくると、ウンコまで!「やっぱり!」(大爆笑)
ざあっと むかし、さけもうした。


最後は、これです。
「知ってるよ。おむすびころりんでしょう」
おむすびころりん すっとんとん ねこがいなけりゃ ねずみのよのなか花ざかり

おなじみだね(^^♪

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『ねずみじょうど』瀬田貞二 再話 丸木位里 画

おむすびではなくそば餅を持って、しば刈りに・・・。
定番のごとく、餅は穴に転がり落ち、ねずみが出てくる。
「でっけえねずみ!」
大判小判を持って帰ってきたら、隣のめくされじいさん・・・、これまた定番の行動。
穴から出られなくなり、穴を掘っているうちにモグラになっちまう!
「すげえ!」
これで、とっぴん はらいの ぴい。

 共通点は何だろう?

みんな、真剣に聴いてくれた(^^♪

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面白いところは、大笑い(^^♪
予想が当たると、「やっぱり!」
三冊連続だけれど、ダレることなし・・・。

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「このお話の共通点って何だろう?」

「じいさんとばあさんが出てくる」
「じいさんばあさんは、優しい人」
「そして、貧乏」

お地蔵さまに傘をかけたり、ネズミの穴に入ったり・・・。
「みんなだったらどうする?穴の中に入る?」


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全員、穴の中には、入らないって・・・。

夏太郎 「誘拐犯とかだったらいやだ」
麟太朗 「どういうねずみか、わからないじゃない」
あやな 「知らないネズミだから、怖そう・・・」
太一 「怪しすぎるよ」
ユウヤ 「何されるかわからん!」
こうき&金太郎 「とにかく、いやだ!」
ちいぼう 「・・・・・・」

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京子 「うちは部屋も空いてないし、泊められない。不審者だったら困るし・・・」
あやな&ちいぼう 「可愛そうだから泊めてあげる」
こうき&弘和 「怪しい人は、泊めない!」

「じゃあ、何でおじいさんは、知らない人を泊めてあげたり、穴の中に入っていったりしたの?」
「度胸があるんじゃない?」
「貧乏だし、失うものが無いから・・・」「失うものが無い人は、強いんだよ」←すげえ発言、夏太郎&ユウヤ

「それで、どうして現実にはあり得ないような奇跡が生まれるの?」
「経験豊富だから、いろんなことがわかっていて、穴とかも入れる」と、ユウヤ。
夏太郎は、「だからチャレンジできて・・・、その結果、何かが起きる?」
「普通、いろんなことにチャレンジするのは、若い人?年寄?」
「若いひとでしょ!」
「いやあ、今はそうとも限らないよ」

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ここで、それまでみんなの話を聴いていた広和、
「へぇ~!貧乏って、強いんだ!」
おおおおおお~!
「いや、強いかどうかわからないけれどね」
「因果応報だよ」
「お坊様は、人を試していたのかなあ・・・?」

いろんな話題が出てきました。


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「奇跡を呼ぶじいさん、一人だけ知っているよ」
「えっ!誰?」
「それは・・・、俺!」
「木幡さん?!」

大爆笑!!!!!!




実は、この授業をやってみようと思ったのは、新聞に次のような投稿があったから・・・。

※ きせきをよぶおじいさんになる 小学生 中野朝陽(福岡県 10)

ぼくのおすすめは、「かさこじぞう」です。よいことをしたおじいさんに、すてきなきせきがおこるからです。

昔話は、なぜおじいさん、おばあさんばかりにきせきがおこるのか、考えてみました。

おじいさん、おばあさんは、自分のくろうやけいけんがあるから、何かを見つけると、「きけん」「安全」がわかります。

だから、どんなこともおそれず、チャレンジできます。

けれど、子どもはよく分からず、何でも「きけん」とにんしきしてしまい、チャレンジできません。だから、きせきまでたどりつけるのはおじいさん、おばあさんだと思います。

ぼくは失敗をおそれる方なので、けいけんをつんで、きせきをよぶおじいさんになりたいです。

朝日新聞 2018.10.13  若い世代 こう思う

中野君、ちょっと文脈がつながらないところもあるけれど、フレネの子ども達も「失うものが無い人は強い」→「いろんなことにチャレンジする」→「経験豊富」→「奇跡のチャンスが増える」とたどって行き、奇しくも中野君と同じような認識に近づいて行った・・・。

衝撃だったのは、「へぇ~!貧乏って、強いんだ!」という広和(小3)の発言。

いやあ、驚きのブッククラブでした・・・。


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