● まずは復習です



何で、長崎に行くことになったのかを確認。
そもそものスタートは、写真集『トランクの中の日本』を読むことから・・・。
これに『ムンクの授業』がドッキングし、長崎に行くことになった。
プロジェクトは、『長崎のジャガイモ』&『隠れキリシタン』
馬鈴薯研究室経由、有馬キリシタン遺産記念館、そして天草四郎時貞が立てこもった原城跡に・・・。
絵本作家の長谷川集平さんとの交流も(^^♪
『トランクの中の日本』を再チェック!
りんちゃんは、隠れキリシタン関係のマンガを持ってきてくれました。
● 絵本を見てね♪
「長谷川集平さんとの交流会でみんながリクエストしたことで、いくつかお断りの連絡が来たんだよ」
「えっ!何だろう?」
「絵本の原画を見てみたいってお願いしたけれど、原画は誰にも見せないんだって」
「どうして?」
「考えてごらん」
「絵本作家だから?」
「わかった!」と、広和。
「絵本作家だから、絵本をたくさんの人に見てもらいたいんだ!」
広和は、一部の人に見てもらうのではなく、たくさんの人に絵本として見てもらいたいってことを強調していた。
この考えって、すごいなあと思う。
「でも、原画を見られないのは、残念だなあ・・・」とも・・・。
● 『夏のおわり』
「みんな、ごっこ遊びってやったことあるよね?」
「鬼ごっこ!」
「誰が一番木になれるかごっこ!」
「なんだ、それ?」(爆笑)
みんなが出したごっこ遊び・・・。
「長崎に行く前、長谷川さん最後の絵本だよ。これ、何ごっこをやっているか、あててね」
ブーン ブーン ブーン
「あ!飛行機ごっこだ!」
「あれ?この絵の描き方、変じゃない?」
「視点が違う・・・」
「あれ?戦争の話?」
そして、子ども達が戦争ごっこ・・・。
B29の下にもぐりこんだ!
はよ、げきついされろよ。
「どうなると思う?」
「反撃される!」
「やっぱり!」
今まで、弱かった子がどうして反撃?
そして、ダダッ ダダッ ダダッと言いながら帰っていく・・・。
どうして、タイトルが『夏の終わりなの?』
かなり、レベルが高く、奥深い作品です・・・。
● 軍艦島って、浮いているの?
「おれ、ずっと不思議だと思っていたんだけれど、軍艦島ってどうして浮いているの?」
そんな疑問が子ども達の中から出てくる。
訊いてみると、約半数が浮いていると言う・・・。
「浮いているわけないじゃん!」
「島だよ」
「イカリで動かないようにしているんじゃないの?」



そもそも、軍艦みたいに浮かんでいるんじゃなく、もともとあった島を埋め立てた。
それが軍艦みたいに見えるってこと?
場所も確認。何でこんな島に人が住んでいるのかな?
何か意味があるんだね。
それを考えるためには、武士の発生からスタートしなければならない。
武士の発生→江戸幕府の崩壊と明治政府→富国強兵のために、産業・教育・軍隊・・・。
石炭が算出する島、そしてエネルギー革命による斜陽・・・。
日本初の鉄筋高層アパート、人口密度日本一、いち早く電化生活・・・。悲惨な歴史も・・・。
明治→戦前→高度経済成長→廃墟・・・。小さい子も真剣に考えていた。
世界遺産となった軍艦島・・・。最終日の自由行動、総勢10名で見学してきます。
2月21日(木)~24日(日)
長崎プロジェクトで、長崎に行ってきます!